存在の証明
《心做し》
作詞・作曲:蝶々P
歌:GUMI
【日文原文】
ねぇ、もしも全て投げ捨てられたら
笑って生きることが楽になるの?
また胸が痛くなるから
もう何も言わないでよ
ねぇ、もしも全て忘れられたなら
泣かないで生きることも楽になるの?
でもそんな事出来ないから
もう何も見せないでよ
君にどれだけ近づいても
僕の心臓は一つだけ
酷いよ 酷いよ、もういっそ僕の体を
壊して 引き裂いて 好きなようにしてよ
叫んで 藻掻いて 瞼を腫らしても
まだ君は僕のことを抱きしめて離さない
もういいよ
ねぇ、もしも僕の願いが叶うなら
君と同じものが欲しいんだ
でも僕には存在しないから
じゃあせめて此処に来てよ
君にどれだけ愛されても
僕の心臓は一つだけ
やめてよ やめてよ、優しくしないでよ
どうしても僕には理解ができないよ
痛いよ 痛いよ、言葉で教えてよ
こんなの知らないよ 独りにしないで
酷いよ 酷いよ、もういっそ僕の体を
壊して 引き裂いて 好きなようにしてよ
叫んで 藻掻いて 瞼を腫らしても
まだ君は僕のことを抱きしめて離さない
もういいよ
ねぇ、もしも僕に心があるなら
どうやってそれを見つければいいの?
少し微笑んで君が言う
「それはね、ここにあるよ」
あなたに捧ぐ、たった一つの物語――
彼女は毎朝、鏡の前で、今日は誰になるかを練習する。
国民の97%が罹患する感情色覚障害。
世界は、精巧で冷たいモノクロームに沈んだ。
色を知る者だけが、色を失う痛みを知る。
唯一の治療者は、顔を借りて歌う覆面歌姫――
赫映もんろ。
彼女の歌声は、人々の心に一瞬、色彩をよみがえらせる。
その代償に、彼女は聴衆から「自身の顔を認識する一片の記憶」を借り受ける。
千年分の借りを背負い、彼女自身の顔は、無数の他人の面影で塗りつぶされていく。
そして私は、彼女が“自分”を完全に失う前に、
消すように命じられている。
監視官として。執行者として。
かつて、同じ病で最愛の人を失った男として。
――この世で最も美しく、最も残酷な、一つの愛の形。
借りたものは、いつか返さなければならない。
「このアーティスト(こはならむさん)にメロメロで、もう脳みそがぶっ飛んじゃった。好きすぎて理性が崩壊したから、この本が生まれたんだ。どう? まあまあ書けてると思うんだけど、ホント。」




