第30話 入れ替え戦2戦目 印西の秘策
印西の鍵谷と九蘇真面目がじゃんけんをする
九蘇真面目が勝ち 審判に表と言う
審判がコインを空高く投げる、、、、、、裏だ
(多門)んん? あ、真面目ちゃんが コイントス負けた? え?初めてじゃねえの?
マジかよ なんか不吉だな
印西ボールでキックオフ まず鍵谷から MFに そして すぐさま 鍵谷にボールを戻す
(多門)ううん ここまでは いつもどうりよね 印西も鍵谷中心のプレイは変わってねえな
でも それしたら アイツが来るぞ?
多門の予想どうり 鰻が鍵谷にマークにつく
前回と同じ展開 市川はポジション等完全無視で 他のメンバは全員ゴール前にいる
ばばっ
ボールを受けるや否や 鍵谷が中央にカットインしていく
虚をつかれた鰻は 鍵谷に置いてかれてしまう が、鰻の方が若干足が速い
すぐさま 追いついて 鍵谷に密着するが
ばたん
鍵谷に触れるや否や倒れた シミュレーションだ
審判は即座に笛を吹く ほとんどシミュレーションをしない鍵谷がやると効果抜群である
鰻は 【やってない】 と手をひろげ アピールするが まったく受け入れられない
そのまま フリーキックが宣告される
ゴールまでの距離は25メートルといったところか
(松田)イヤな距離ね みんな気を付けて
が、印西は 鍵谷くらいしかマトモに蹴れる人材がいない そして鍵谷も
フリーキックは昔から苦手にしていた が、フリーキックの準備をしてるのは鍵谷ではなかった
(九蘇真面目)ん?誰だアイツ あんなのいたっけ?
齢15~16にしか見えない 若い選手が フリーキックの準備をしている
(小原)ああ、 あれはもしかして
小原は慌てて ノートパソコンを開く かちゃかちゃとゲームを起動して選手データベースを開く
(小原)ああっ あった 森岡 駿 去年の全国中学生優勝中学のキャプテン
スピード 13
スタミナ 15
フリーキック 16!!
まずい! 皆さん 警戒して!!
小原が言う間もなく 既に 森岡はシュートを放った
ゴール右上のバーの外 完全にミスショットである
(家元)ああ、 こりゃ大分ミスだな
(松田)いえもっちゃん 飛んで!!!
’(家元)え?
ボールは凄い勢いで曲がってきた ブーメランのように 九の字に曲がるボール
そのボールは ゴール右上の隅に正確に戻ってきた
(家元)う、うわああああ
ぱすっ
家元がジャンプするも届かず ボールはゴール右上隅に突き刺さってしまった
ぴっぴー
審判がゴールを認める笛を吹く 印西メンバーが狂喜して 森岡に駆け寄る
逆にうなだれる 市川イレブン
(小原)やられた、、 まさかあんな隠し玉が居たなんて
この戦法の唯一の弱点は ミドルからの正確なロングシュート
今までは それができる ストライカーが居なかったので 成立してたのに
明らかに 印西は 1週間で対策をしてきている
小原は一週間特に(対策の対策)はしてこなかった 少し考えればわかることだったが
にわか監督の 弱点だろうか? 開始数分で1点では 何点とられるかわからない
が、小原にこれといった カードは一つも無かった
(小原)な、無いじゃすまされない 今からでも探さないと
小原は高速でキーボードを打ち シミュレーターを起動する
短い時間で 考えられる限りの対策を 小原は必死に指を動かした
(小原)みんな! ミドル気を付けて
小原は大声で叫ぶ フリーキックで味をしめたなら 間違いなくミドルシュートも狙ってくる
特にゴール前で森岡が持ったら危険だ
案の定 PA付近で森岡にパスが渡る
どん!
特にプレッシャーに行かない市川イレブン 何の迷いもなく 正確に打ち込んできた
(松田)読んでたわよ!!
松田が全力でジャンプしヘッドでボールをはじく
シュートコースまで読み切ったファインプレーだ
今のシュートも正確に ゴール左上の隅を狙ってきていた
(松田)マジメちゃん あいつ マンマークして!
(九蘇真面目)わ、わかった
松田の機転で 九蘇真面目が森岡にマークにつく ディフェンスが8人に減ったが
ミドル中心のスタイルに変更してるので さほど問題は無いとみていた
鍵谷に、鰻、森岡に九蘇真面目がつく が、森岡に九蘇真面目が密着すると
ばたっ
またシミュレーションだ 触れても居ないのに明らかな が小柄な森岡を倒した印象は悪く
ぴっぴー
また笛が鳴ってしまう そしてゴールまで25メートルの位置
森岡は にやにや 笑いながら ボールをセットする
(九蘇真面目)クソ 嫌な野郎だなヽ(`Д´)ノ
(松田)いえもっちゃん 右はあたしにまかせて 左だけに集中
(家元)わ、わかった
松田がチームをまとめ 鼓舞をする いざという時にホント頼もしい 強靭なメンタルの持ち主だ
どん!
森岡が 蹴りこんだ が さっきとは違い ゴール左上にまっすぐ飛んでくる
家元は左上にジャンプしようと構えると
ぐぐっ
今度は右に鋭く曲がってきた よく見たら森岡は左で蹴っている
虚をつかれた家元は慌てて 中央に態勢をもどすが、、
(鍵谷)遅い!!
鍵谷が中央にダイビングヘッドで飛び込んできた
ずばーん
正確なヘッドコントロールでゴール左下にボールは突き刺さった
ぴっぴー
またゴールを認める主審の笛だ 印西メンバーは狂喜乱舞する
市川は完全に崩されて2失点 チームには絶望の色が浮かび上がっていた
(家元)も、もう駄目だ、、、( ゜Д゜)
痛み止めで少しは動けるが 明らかに動きの重い家元
万全なら1点はともかく2点目は防げたかもしれない
がっくりと 地面にへたりこみ 涙を流す
(松田)しっかりしな! あんたがそんなんで どうすんの?男の子でしょ?
(家元)だってえ( ゜Д゜)
松田に鼓舞されても めそめそ泣く家元 そこに つかつかと 誰かがやってきた
(森岡)うふふ だらしないですねえ
印西のキッカー森岡だ
(松田)な、なによ あんた
(森岡)だって あんなの 中学でも大体止めれますよ? 僕のシュートせいぜい成功率20%程度
ですし まあ つっても 中学じゃナンバー1でしたけど
プロ?なんですよねえ? うぷぷ
(松田)はあ? あんた 黙ってれば!!
森岡につかみかかろうとした 松田の前に割って入った りんごである
(森岡)はあ?なんだお前?
(林原)僕と同い年ですか? まだプロじゃなかったんですね?
(森岡)はあ? 何だお前?
(林原)ガキはオンゲでチートでも使って遊んでればいいんですよ
(森岡)はあ? なんだあ!!
そこに 鍵谷が割って入る
(鍵谷)すまん コイツ ホントこういうとこダメで ホラ行くぞ
鍵谷に引きずられながら 連れていかれる森岡 そして間もなく笛が吹く
鍵谷に鰻、森岡に九蘇真面目とりんごも チェックにいった
シミュレーションにならないように 密着しつつも距離を取る すると
ばたん
また 森岡が倒れてきた が 今度は
ぴっぴー
流石にシミュレーションをとられた その後フリーキックから 鰻にボールを出し
そこに りんごがフォローにいく 二人でパスをまわしながら 時間を稼ぐ
ぴっぴー
ここで なんとか前半終了の笛である
前半だけで2失点 前回からの貯金も無くなり 借金になってしまった
第31話につづく




