表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普通のおじさんがプロサッカーチームの監督になる話  作者: dodongadondon


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/35

第28話 入れ替え戦 2戦目 当日


―――――――――――――シェアハウス山下ーーーーーーーーーーーーーーー



(篝)小原さんおまたせ~


(小原)うっわ 篝さんなんですか?そのデカイリュックは


篝は大きなリュックを背負って 2階から降りてきた 中に相当モノを詰め込んだらしく

パンパンにふくれている


(篝)うふふ だって 印西って 公営のスタジアム使うらしいじゃない?

売店とか無いだろうし お菓子一杯買ってキチャッタ


(あかね)え~ すごい 綾乃さん あたしにも分けてくれる?


(篝)もちろんよ~ みんなで食べましょ うふふ


二人にとっては遠足みたいな感じなのだろうか? 我々にとっては 命がけなのだが、、

まあ 逆にこのユルさはありがたい ずっと張りつめて居ても 疲れるだけなので

3人は お菓子を食べるからと 朝食をとらないで シェアハウスを出た



ーーーーーーーーーーーーー市川スタジアム 駐車場ーーーーーーーーーーーーー



(多門)おう おう おせえじゃねえか バイト君


多門さんが送迎用バスの前に立っていた 年寄らしく 朝は強いのだろうか?

大分前から待ってたようだ 小原に気づくと 大きく手を振っていた


(多門)うほう 今日は美女二人はべらせてるのか? 隅に置けねえな この スケベ

あれ? あんた どっかで?


(篝)あはは 初めまして 多門さん テレビでよく拝見させてもらってましたあ


(多門)おおう そうか? あれえ? どっかで見た気がしたんだがなあ


多門は はて?と首をかしげながら バスに乗り込んでいった

多門を追っかけるように我々も バスに乗り込む

ほどなくして 選手たちも 続々と集まってきた


(家元)あ、多門さん バカみたいに速いですね


家元は軽快とは言えないが ゆっくりと歩いて 駐車場にやってきた

普通に歩く分には問題無さそうだが 明らかに足取りは重い 完治とは言い難い状態なのだろう

激しい動きをしたら 激痛が走るのは ほぼ間違いないだろう


(鰻)あ、みんな速いですね かなり早めに家出たんですが


次は鰻が合流した 家が近い人は 集まるのが遅いなんて話もあるが

まあ そんなのは(人による)のだろう 彼はそうではなかったようだ

まあ うちのチームは全員地元民なので そもそも家が遠い人がいないわけだが、、、

その後も 続々選手が揃い 9時合流予定だったが 8時にはもう全員集まってしまった


(多門)じゃあ まあ ちょっと早いけど行っちゃうかあ?


そう言うと 多門が運転席に座り エンジンをかけた


(家元)え? 多門さんが運転すんの?これ


(多門)当たり前だろ? これ 俺のマイカーだぞ??


(家元)えええええええ バスじゃん これ


(多門)そうだよ? バス買ったからね?普通に( ゜Д゜)


中古のバスを売っているなんて話は聞いた事あるが これで公道走っちゃっていいのだろうか?

大型の免許あればいいのか? ちょっと頭が追い付かないけど

考える間もなく バスは出発した


(篝)うふふ 小原さん ポテチどうぞ


後ろの席に座った 篝から ポテチの袋が渡されてきた


(家元)あ、篝さん 僕ももらっていいですか?


となりに座る家元が 言ってきた 篝はどうぞ~と 言うと ほくほく顔で家元はポテチをもらってた

小原も一枚いただくと 背後に居る 篝に返した


(あかね)あ、このポテチ おいしい~


(篝)でしょ? 新作のアジア風味なんですって うふふ


アジアンテイストのスパイスが効いて かなり辛みの強いポテチだが

とてもおいしい 辛いけどちょっと癖になる味である

家元はちょいちょい 後ろの篝に向かって顔を出しては やたらと話しかけていた

怪我人で あることを忘れてるのだろうか?

まあ 試合前に下手に緊張されるよりは マシかもしれない

そんなやり取りをしてたら、、、


(多門)ついたぞ~ 降りろ


ほどなくしてバスが止まった あっという間に着いたようだ

市川から印西は滅茶苦茶近かった 30~40分くらいだろうか? まあ渋滞に巻き込まれなかったら

こんなものなのかもしれない

朝早く出発したのが 逆によかったのだろうか?

選手たちは バスから降りて行った


(篝)うわ~ なんもな~い


(あかね)ほんとだ 思ったよりなんもない


大きな ビル的なものはほとんどなく 野ッ原のような 広大な土地が伸びていた

サッカースタジアムと言うよりは 野球場?に近いようなグラウンドが一つ

後はかなり 大きな体育館や 陸上競技場のような 建物もあるようだ

様々なスポーツに使える 多目的競技施設 そんなとこだろう

印西はまだ ホームスタジアムをもっていないのか はたまた建設中なのか

建築予定なのかは わからないが 今日はここが 彼らのホームスタジアムとなるようだ

小原は篝たちと別れ 選手と共に スタッフルームへと向かっていった

これが 最後になるかもしれない、、、 そう思うと感慨深いものがあった

彼らと知り合ってから まだ一か月弱くらいである これまでの50年が3日くらいに思えるほど

濃密な一か月 ここまで大きなイベントは おそらく今生で二度と起きないだろう

できれば こんなとこで終わらせたくない 終わりたくない

彼らの為だけでなく 自分自身の為にも、、、


第29話につづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ