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普通のおじさんがプロサッカーチームの監督になる話  作者: dodongadondon


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第21話 試合当日

―――――――--------12月7日 入れ替え戦初日--------------


(小原)いけない遅刻してしまう


小原は自宅であわてて支度をしていた

目覚ましを押し忘れて 寝坊してしまったのである

うち合わせ等あるので 10時までにスタジアムに来てくれって言われていたのだが

あわてて 焼いてもいない 食パンをくわえて 下駄箱から靴を取り出す


(篝)あらあら~私たちもう準備万端ですよ?


そう言うと2階から 篝とあかねが降りてきた

二人とも今まで見たことも無い私服で身を包んでいる 今日の為新しく買ったのだろうか?

小原は軽く会釈すると 靴を履き終えたら あわてて出て行った


(篝)あ、待ってくださいよ 一緒にいきましょ


先走る小原を追いかけるように篝とあかねも靴を履く

3人は小走りで競技場に向かっていった


――――――――――――フェニックス市川 スタジアム前ーーーーーーーーーーー


3人はほどなくして フェニックス市川のスタジアム前に着いた

いつも閑散としている入口だが、今日はちらほらだが 人が集まっている

入口近くに併設された小テントで 大久保がモギリをやっていた


大久保(家元の友人の3バカトリオの一人)あ、小原さん あれ?娘さんですか?


モギリをやってた大久保が小原に声をかけた


(小原)大久保さん そろそろ試合なのに 準備しててくださいよ


(大久保)あ、どうせ俺今日は控えでしょ? 家元さん バイト雇って無いみたいだから

手伝ってるんですよ ギリギリまでやったら戻るんでご心配なく


実際フェニックスの入口はいつも 勝手にお通りくださいと言わんばかりに開けっ放しである

チケットもタダでばら撒いてるし 実際チケット代どうこう言えるような観客数じゃないのだろう

タダでもいいので見に来てくださいって状況で 金をとれるような人気も知名度も無い

ってとこだろうか 有名チームなら勝手に入っちゃ困るとかの制限は当然するのだろうが

そういう意味じゃモギリの大久保は(飾り)なので 居ても居なくてもいいっちゃいいかもしれない

小原は篝たちと別れ 事務所の方に向かっていた


――――――――――――――事務所ーーーーーーーーーーーーーーー


(家元)あー胃がキリキリする、、トイレ!!


そんな事言いながら事務所に入るや否や 家元がトイレに駆け込んだ

家元は緊張するとトイレが近くなるタイプらしく 最近の試合では毎回こうである

試合の日は少し早く入って家元の精神安定のツボを入念にマッサージするのが定番になっていた

家元はトイレから出ると 無言でソファーに横になった

いつものように 小原がマッサージしようとすると


こん こん


急に事務所の扉をノックする音が聞こえた


(家元)ん?誰? 多門さん?


家元は のそのそ起きると ドアを開けた


(篝)あらー 初めまして


(家元)おおう! な、な、誰ですか??


急に現れた篝に びっくりする家元 その様子を見た小原が


(小原)ああ、篝さん なんでこっち来てるんですか 関係者以外入っちゃダメですよ


(篝)え~ いいじゃないですか 無関係じゃないんだし


(家元)ええ~ この女性と知り合いなんですか?小原さん


小原は無言でこくりとうなずく


(家元)え? 娘さん? 結婚してたんですか?小原さん


(小原)いえいえ 違いますよ 血縁とかじゃないです


(篝)そうですよう 一緒に暮らしてるだけですゥ


(家元)へえ 一緒に暮らし な!! なにいいいいいいい


家元はびっくりしたのか 大声を上げると 少し後ずさった


(家元)え?え? つまり なんつうの え? そういう関係??


(小原)ち、違いますよ シェアハウスに住んでるんです ただの同居人です


(家元)ぐえええええ こ、こ、こんな美女とシェアハウスううううう


(篝)あら 美女だなんてありがとう 会長さんも一緒に住みます?


(家元)ハイ 住みますう ( ゜Д゜)


(小原)やめてください 部屋が無いんですから


家元に変なスイッチが入ってしまったせいで 少なくとも緊張は無くなったようだ

そういう意味では少し助かったかもしれない


(篝)じゃ、お邪魔しちゃ悪いし そろそろ行こっか?あかねちゃん


(あかね)うん 小原さんまたね


あかねは軽く手を振ると 篝と一緒に部屋を出た


(家元)か、篝さんって下の名前なんつうんですか?


(小原)え?綾乃って言うみたいですよ


(家元)あ、綾乃さん (´∀`*)ウフフ(ΦωΦ)フフフ…


(小原)ダメだこりゃ、、、


第22話に続く

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