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元最強軍人のおじいちゃんが、殺されるはずだったモブキャラに転生して乙女ゲームを拳無双をする!  作者: バナナ男さん
第四章【サマナイズ編】

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69 旅の始まり〜

(ルーク)


────カラカラカラ〜……。


パッパカパッパカ〜。


車輪が回る音と、馬の蹄の音を聞きながら、俺は窓の外へ視線を向ける。


現在俺、セレン、アッシュは、【聖グラウンド学院】に向かう馬車の中にいて、特に代わり映えもしない景色を楽しんでいた。


「いいねぇ〜ぶらり旅的な?こうやってゆったりするのも大事な事、大事な事。」


ニコニコ笑いながら、右と左にギュウギュウな状態で座っている、セレンとアッシュに話しかけたが、返答なし。

セレンはアッシュを憎々しげに睨んでいるし、アッシュはツツーン!と顔を背けて無視している。


「…………。」


────子供か!


そもそも二人並んで座るべきスペースに、ちょうど俺を真ん中にして三人並んで座っている俺達。


最初は普通に乗り込んだのに、俺の隣に当然の様に座ったアッシュが余計な一言を言った事から、また喧嘩のコ゚ングが鳴った。


『ルークの隣にいる俺の方が早く動けるね。────あれ?俺が護衛一号でよくない?そもそも俺の方が強いし。』


『────!!』


すると俺とアッシュの前の席に座っていたセレンは、即座に俺の隣に移動し、現在前の席はがら空きだ。


「……二人で前に座れば?多分そっちの方が早く動ける……。」


ぎゅうぎゅうな狭い空間が気に入らない&どっちが最初に動けるかのポジションで揉めているらしいのでそう言ったら、二人の目が光る。


「狭いから一人でさっさと前に座れ、サブ護衛。」


「名ばかり護衛一号さんは、いっそ馬車の上にでも立って見張りしてれば?いざという時は、メイン護衛である俺がサクッとヤルからさ。」


どうやらどちらも動くつもりがない様で、馬車内にバチバチ!と火花が散る。

なら俺が────……と立ち上がって前の席に座れば、もれなく二人もついてきて、また押しくら饅頭の様に三人揃って座る羽目に……。

俺はハァ……とため息をついた。


「……あのさ、ちょっとじゃま────。」


「いつも思っているが、お前はちょっと図々しすぎる。少しは遠慮というものを覚えろ!」


「えぇ〜?別にいいでしょ?ルークが嫌がってないんだし。

そもそもセレンこそ、夜中のトイレにルークを付き合わせるってどうなの?半分は俺がトイレまで連れてってるんすけど……。」


「────んなっ!!!?そ、そんな事してない!!!」


そこでギャーギャー!と大騒ぎになるが、まぁアッシュの言っている事は間違いない。


セレンは、狭い孤児院からこのアホみたいにでかい屋敷に来たせいか、夜中寝ぼけながらトイレに向かい、見つけられずに寝ぼけたまま帰って来る。

そして、そのまま置物の大きな壺をジッと見るモノだから、慌ててセレンを抱えてトイレへ連れてった。


それからはトイレで起きそうな時は、俺、アッシュ、俺、アッシュと順番に連れて行っているのだ。


俺は睨み合う二人の頭をポカっと殴り、二人の首に腕を回すと、ムッとしている顔のアッシュと真っ赤な顔で固まるセレンを交互に見つめた。


「アッシュ!トイレに関しては仕方ないだろう?そんなに遠くないんだから連れてってやれ。」


「えぇ〜……。幼児相手ならまだしも、こんなデカいヤツ相手なんて嫌なんだけど。赤ちゃん赤ちゃん。」


白目を剥いて固まるセレンをまた誂うアッシュ。

そんなアッシュの頭を、自分の頭でゴンッ!と叩いて、意地悪アッシュを叱咤した。


「そんな事言ったら、お前だって赤ちゃんだからな?

『アレは何、コレは何?』って……ちょっと広い世界を知った赤ちゃんはそうなる!全員なる!なぜなぜ期ってやつだから、それ。」


「────なっ!そんな事言ってないし!!」


今度はアッシュの方がうっすら顔を赤らめたが、俺は『言ってる!』といわんばかりに、アッシュの頭にもう一度自分の頭を打ち付ける。


アッシュはアッシュで、何でも教えて教えてと、皆知っている事まで聞いてくるので、正直セレンと同レベル。

もしかしたらそれを聞く事で、人との距離感を学んでいる?のかもしれないが。


ちょうど孫娘が二歳くらいの時、こんな感じだったな……。


『なんでぇ〜?』『これにゃ〜に?』と、そう舌っ足らずな口で怒涛の質問攻撃をしてきた孫娘。

その思い出を振り返り、しみじみしてしながら、『人の事は言えないぞ?』と、一応公平な目で言い聞かせてやった。

すると、今度はセレンがフッ……と鼻で笑うから、またギャーギャーと騒がしくなる。


「…………。」


とりあえず耳が痛いので、俺がソッと二人から腕を離すと、そのままつかみ合いの喧嘩に発展したので、俺は馬車のドアを開けて、そのまま二人を外に放り出した。


「もうお前ら、次の街まで走ってけ。力有り余ってるんだから。」


「「…………。」」


二人は地面に着地すると、睨み合ったまま並行して走り始めたので、俺は窓枠に肘をついてそんな二人を呆れながら見つめる。


そして、セレンの髪と一緒に風で揺れるリボンを見た後、馬車の中に置いてあるアッシュの荷物から覗く子供向けおもちゃ達を見て、ため息をついた。


「セレンは今までお姉ちゃんだった反動で、アッシュは今まで我慢してきた反動で……か。

まぁ、なんだかんだとガス抜き出来ているなら、いっか。……まぁ、いい……か……?」


余裕でついてくる二人を見て────俺は汗を掻きながらスキルを発動する。


【アッシュ】


<レベル120>


体力:24000(+???)

攻撃:32000(+???)

魔力:25000(+???)

知力:9000(+???)

物理防御力:18000(+???)

魔法防御力:15000(+???)

精神力:22000(+???)

俊敏:45000(+???)


現在の状態:絶好調


(後天称号)


【戦勇者】…………一定回数以上自身のレベル、ステータスが格上の相手に挑む事、かつ一定回数以上瀕死状態を経験し、精神低下状態にならない事、闘志、不屈、ど根性値が一定以上である事で入手。

自身の成長率が大幅にUPする。


【自由の選定者】…………一定以上の精神的苦痛状態下で、一定期間以上の時間置かれている時、その状況下を抜け出し、自分の進むはずの未来から外れる事で入手。

自身のステータス値が通常のレベルよりも大幅に高くなる。


【心情の選択】…………一定以上の情を持ち、更に一定以上の憎しみを持った相手を自身の手で終わらせる事、極限以下の絶望状態を経験し更にそれから精神を持ち直す事で入手。

デバフ系攻撃に高い耐性値を得る


【&$%#の加護】…………一定以上&$%#に対し、尊敬愛、友愛、家族愛、信頼、忠誠、愛情値のステータス値の合計値が全て上回り、更に現在自身が存在している世界軸より一定以上の距離移動する事で発動

全てのステータス値が、感情ゲージの変動によってUPする

上昇率はその時の感情値の高さに比例する



【セレン】


<レベル52>


体力:6500(+???)

攻撃:9000(+???)

魔力:4500(+???)

知力:3800(+???)

物理防御力:2900(+???)

魔法防御力:2700(+???)

精神力:18000(+???)

俊敏:12000(+???)


現在の状態:絶好調


(後天称号)


【戦勇者】


【自愛の戦后】…………一定以上の他者への情や自愛があり、更に闘争心、好戦値、攻撃性がある事、かつ一定以上のステータス値を持つ事で入手

自身の得意分野の成長率が大UPする


【汚泥の子】…………一定以上自身の限界値を越えて努力する事、一定以上瀕死状態を経験する事で入手

精神力の成長率が大UPする


【&$%#の加護】


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