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元最強軍人のおじいちゃんが、殺されるはずだったモブキャラに転生して乙女ゲームを拳無双をする!  作者: バナナ男さん
第二章【セレンとアッシュ編】

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(セレン)38 大騒ぎ

(セレン)


「あぁ〜?お前女か?おいおい、女のくせに何、調子に乗ってんだぁ?                  

その可愛い顔をボコボコにして、最後は楽しく使()()()()()()。」


「────フッ。やれるもんならやってみろ、筋肉ダルマが。」


木刀を構えながら煽ってやると、筋肉ダルマは多少ムッとしたのか、無言で背中に装備していた大きな斧を手にし構える。

すると、一瞬の静かな沈黙の後────筋肉ダルマが大きく斧を振り上げ、私に向かって振り下ろした!


「きゃああぁぁ!!」


「セレン!!!」


シスター達の叫び声が聞こえたが、私はその場に既にいない。

最小限の動きでそれを避け、大きく踏み込むと、そのままスピードで翻弄し戦う。


「────グッ!!……すばしっこい猿女がぁぁ!!」


「火力だけの大ぶり攻撃だけが得意なゴリラが。そんな攻撃、当たるものか。」


そのままお互いの武器の打ち合いになるも、相手はなぜ私の木刀がご自慢の斧で斬れないのか不思議に思っている様で、更に力を入れた攻撃を仕掛けてきた。

だが、どんなに力を入れた所で、力のベクトル方向を上手く変えてやっているため、全ての攻撃が無駄になっている。



【剣豪人】


< 見切りの瞳 >


自身のスピードと努力値が高い程、精度が高い肉体強化系スキル

相手の動きを見切り、レベルが上がればある程度の未来視も可能


(スキル条件)

一定以上の攻撃力、知力、スピード、努力値、根性を持つ事



「────っクソぉぉぉ!!!」


筋肉ダルマは、次第にイライラしていき、それが頂点に達すると……左足をドンッ!と地面に叩きつける様に踏みしめ大きく斧を後ろに引いた。


「女のくせにいい気になりやがってっ!このままバラバラにしてやるよ!!」


筋肉ダルマの体から魔力がブワッと溢れ出し、それが斧へと伝わると、その斧を私に向かって振り切る。



【共通ノーマルスキル】


< 強攻撃 >


通常攻撃よりも強い火力型攻撃スキル

その強さは、自身の努力値、精神耐性値により決定する


(スキル条件)

一定以上の攻撃力、努力値、精神耐性値を持つ事



凄まじい衝撃波に地面は抉れ、確かにそれが正面から激突すれば、私の命はなさそうだ。

しかし────……それはあくまで当たればの話。


「は〜っはっはっ!!死ね!!糞女ぁぁぁぁ!!!」


楽しそうに高笑いする筋肉ダルマを見つめながら……私はステップを踏む様に楽々とそれを避けた。



【剣豪人】


< 見切りのステップ >


スキル<見切りの瞳>のレベルが一定以上の場合、発動可能な回避系攻撃スキル

相手の攻撃を見切り、そして避ける事ができる

スキル<見切りの瞳>のレベル、自身のスピード、努力値、好戦が高い程、精度が高い


(スキル条件)

一定以上のスキル< 見切りの瞳 >のレベル、自身のスピード、努力値、好戦を持つ事



「な……何ぃぃぃぃっ!!!??」


全ての攻撃を避けてやれば、筋肉ダルマは目と口を大きく開いて叫び声を上げたので、私はニヤと笑ってやる。


「それで終わりか、口ばかりの木偶の坊め。────まぁ日頃、力の劣る善人ばかりを相手にしているんだ。強いわけがないか。」


「────ぐっ……ぐぬぬぬ〜っ!!生意気なクソ女がぁぁ〜!!」


筋肉ダルマは顔を真っ赤にして怒り狂うと、周りにいる他の仲間へ目配りをする。

すると、そいつはあろうことか、近くにいる年若い女性を捕まえ人質にとったのだ。

人質となった女性の首にナイフが突きつけられる。


「は〜はっはっ!!これでもう抵抗はできねぇだろう!!馬鹿め!!ほ〜ら、さっさと武器を捨てな。それからは……そうだな〜?まずは裸になって踊ってもらおうか。

────ククッ、俺達を不快にした分、楽しく遊ばせてもらわねぇと……な?」


筋肉ダルマとその仲間達は、ゲラゲラと下品な笑い声を上げたが……私は心底呆れてしまう。

人質なんて、実力差がある相手には無意味。

何故なら、あの程度の相手ならナイフが動く前にソイツを倒せるからだ。


「……ハァ。」


直ぐに動こうと思ったが……突然、人質にとっていた男が横に大きく吹っ飛び、目を見開いた。


「ふっざけんじゃねぇぞ!!もう我慢も限界だ、この野郎ぉぉぉ!!」


人質に取られていた女性がへたり込んでいるその場には、一人のフライパンを持った男が大激怒しながら立っていて、その場で雄叫びをあげる。


その男はどうやら街の人らしく、ヘビネロ商会の男が吹っ飛んでいったのは、その手に持つフライパンで殴りつけたからだ。


「????」


突然の暴挙に驚いていると、突然あちらコチラから声が上がり、全員が家から持ってきたであろう鍋やホウキを掲げて叫びだす。


「俺だってもう我慢できねぇ!!毎月毎月働いた金殆ど持っていきやがって!!」


「ふっざけんじゃないわよっ!!女と見れば下品な声を掛けてくるわ、ただ酒飲もうとするわ、キン◯マもげろ!!クソ野郎共!!」


「積年の恨みを晴らさずおくべきかぁぁぁぁ!!!!」


全員が近くにいるヘビネロ商会の奴らに飛びかかり、とんでもない大騒ぎになってしまった。


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