ウクライナにロシアが攻めこむ理由と自分たちに何ができるかの一考察
ロシアがウクライナに攻め込んだ理由はなんでしょうか。
『虐待されている同胞を解放する』というのを信じる人がどれだけいるでしょうか。
また、紛争が終わった後はどうなるでしょうか。
そして今できることって何だろう。
……っていうことを、考えた妄想です。
私は昭和の頃、第二次大戦前に書かれた架空戦争ものの小説を読んだことがあります。
敵国の名前は明記されていませんが、北の方の大国でした。
日本に攻めてくる理由は『冬に凍らない港』が欲しかったようです。
ロシアの北側には北極海に広がる広大な海がありますが、冬には使いづらいです。
南側には黒海に面した場所があり、ここから地中海に出られます。
クリミア半島は、ロシア主導で2014年にクリミア共和国としてウクライナから独立。
その後ロシアに編入されています。
ただし、日本を含む多くの国はクリミア半島のロシア編入を認めていません。
仮にロシアがクリミア半島を支配しておらず、そこにロシアの敵が軍を置いた場合を想像してみます。
そうすると、ロシアは黒海での船舶の航行は制限されるかも。
黒海の南のトルコはロシアと友好的な立場をとっています。
クリミア半島を押さえておけば、ロシアは黒海を自由に航行できるわけです。
また、ウクライナはNATOに加盟することを検討していたようです。
もし、ウクライナがNATOに入ると、ロシアにとって2つ問題がでます。
1つはクリミア半島からの退去を求められる可能性。
もう1つ、もしロシアがウクライナや他のNATO加盟国と紛争になったらどうなるか。
NATO軍は、ウクライナ経由で一気にモスクワまで進軍できそうです。
今回のロシアのウクライナ侵攻の目的はなんでしょう、
ロシア大統領の心のうちは本人しかわかりませんが、停戦交渉での主な要求は以下でしょうか。
・ウクライナを中立国とし、NATO加盟国とロシアの間で緩衝地帯とすること
・ウクライナ南東部とクリミア半島をロシア領にすること
他にもウクライナの武力放棄とかも要求してますが、侵攻の主目的ではないので割愛。
今後、ウクライナ政府がロシアと上記のような合意をすればどうなるか。
ウクライナが調印してしまえば、他の国がとやかく言うことはできなくなります。
復興支援や帰国支援がどれだけできるかって話になりますね。
今回の紛争、ウクライナに他国の軍隊が直接入って支援することは難しいです。
ウクライナが、その手の条約を結んでいないからです。
日本人はウクライナに対して何ができるか。
すぐできるのは募金活動やウクライナ輸入品の購入などかな。
行動力のある人は、自力でポーランドまで行って避難者の支援をしている方もいるとか。
日本国内でも、日本に来た避難者の支援をする人もいます。
とある日本の会社はウクライナ国内で働く人にリモートでのWeb作成を依頼し、
新規で仕事を与える試みをしているとか。
ロシア側に対抗する手段として、『戦争反対のビラ』などはいかがなものか。
今回の経緯を詳しく書いたビラを風船につけて、隣国から風に乗せてばらまけばどうなるか。
紛争を止めることはできなくとも、ロシア国民に抗議を伝えることはできるかも。
……ビラを拾った人がやばいことになるかな。触っただけで連行されるとか……
今回の紛争、他の各国は未然に止めることはできなかったのでしょうか。
かなり早い段階で侵攻の可能性を察知していた国もあったようです。
ただ、侵攻時期はパラリンピック後になると思っていたかも。
ではもし仮に、ロシアがウクライナ南東部を手に入れることができたとすれば、
ロシアの独り勝ちになるのでしょうか。そうとも言えないかも。
ここまで書いたのも、ここから下に書くのも、あくまで私の妄想です。
各国首脳が『そんなことは考えてない』かもしれないことを書きます。
国が戦力を維持するためには、軍備に税金をつぎこむ必要があります。
『人道を無視すれば』自国以外で戦争が起きた方がいい、と考える人もいるかも。
今回、第三次世界大戦のリスクがでたことで、各国の軍備増強に反対する声は小さくなったと思います。
また、いろんな国が人道支援としてウクライナに武器などを拠出しています。
これにより自国の武器の刷新もできますし、武器メーカーを潤わせることもできます。
ついでに実効性はさておいて『戦争反対』のアピールもできたかも。
コロナ禍の影響と今回の紛争で、世界的に経済が落ち込んでいます。
終結後は各国はロシアとどうつきあうんでしょうか。
日本政府、それに日本人はロシアの人たちとどう接するのでしょうか。
まぁ、ロシア国民に罪はないですけどねぇ。
で、『戦争のことは忘れて、どちらの国とも仲良くしましょう』ってことになるかも。
各国の上層部も終結後にどう動くかを想定して、準備も進めているでしょう。
マスコミのみなさんも色々と準備や取材を進めているかと思います。
ただ、現時点で『終結後』について語るのは色々と不謹慎かもしれないです。
民を守るために戦っている人や、命の危険にさらされている民間人がいる状況ですから。
今は早く終結してくれることを祈るとともに、亡くなられた方のご冥福を祈ることですね。
エッセイの盛り上りに便乗し、エッセイジャンルに初投稿です。
変だな……コメディっぽい話をいれるつもりだったのですが、
なんでこんなのを書いたんだろう。