最終回 CHG・MRG 終了・・・
2人はカードを5枚引きカード立てに置いた。海南斗はもうサングラスをしていない為、迅のカードがわからなくなっていた。
海南斗(どうすれば・・・・・・。もう奴の出してくるカードがわからなくなったぞ。これからは本当に直感の勝負になってしまった。)
海南斗は今までで1番考えていた。学校のテストでも、ここ迄考えてはいなかった。命を賭けて要約、必死に考えるという行為が出来たのだ。迅の目線に注目した。迅はずっと右端のカードしか見ない。
海南斗(次出してくるのはあのカードか?って事はあのカードは10やKといった最強カード?じゃあこっちも強いカードを・・・。)
その時ハッと気が付いた。もし奴がKを出してきたなら、Aでやり返せば一発で奴の負け。ならAを出せば・・・。だがこのトランプの束の中でKは残り1枚のK♣️だけ。あの2ゲームの時引いたトランプのカードは全て、戻さずに横に置く。だからKはもう1枚しかない。ならQもしくはJぐらいか?じゃあQを・・・・・・。と長い事考えていると迅が
迅「どうした?早く出せよ。俺はもう決めてんだぜ?ほら早く。」
海南斗(こいつ殺す!)「あぁ出してやるよ。」
Q♠️だった。そして迅のカードはA♥︎だった。負けた。迅の負けだった。「よっしゃぁぁ!!!」Kの出る確率を考えずに、A♥︎を出すからだよ。そう大声で言った。迅は笑い始めた。
迅「何も考えてねぇのはお前だよ。今俺の手札は神だ。今のはお前を試しただけ。まぁ特に意味は無かったけどな。取り敢えず今から俺は残された2回を、全て勝つと予告してやる!!」
迅は直ぐにカードを机に置いた。海南斗の手札は5♥︎、6♦︎、A♠️、9♣️だった。だが1度勝った今、一回でも勝てば迅を殺せる。ならこの中では9を出せば・・・。ていうか9がこの中で1番強い。だが迅は言っていた自分の手札は神だと。ということは、彼奴は今凄く強いカードを持っているという事か・・・。いや!ハッタリだ!よし!9を出してやる!!海南斗は決断して、9♣️を出した。迅もカードを出し裏返した。J♦︎だった。迅は爆笑した。右手で左肩を抑えながらも、勝った瞬間海南斗に向かって爆笑した。
迅「勝った!!はっはっはっ!!!勝ったぞ!!」
海南斗「まっ!まだだろうが!!てめぇは勝った訳じゃねぇ!まだあと1回残っているだろうが!」
海南斗は1番強いKを、迅が持っていて次それを出すと確定した。海南斗はA♠️を机に出した。
海南斗(勝った!!助かった!!迅!お前の負けだ!!)
迅は迷いなく机にカードを出した。
海南斗「さぁ。裏返そうか。」(よっしゃぁぁ!!助かった!死なずに済んだ!!)
迅のカードは・・・・・・JOKERだった。
海南斗「へ?じょ・・・JOKERぁぁ!!??」
迅「だから言ったろ?お前の負けだって。まぁ俺にシャッフルをさせたのが、お前の負けだったな。」
迅は海南斗に指を指して
迅「さぁ!!海南斗!!2回目だから良いんだろ?だったら遠慮無く言わせてもらう!俺がお前に失って欲しい物は命だ!!!」
海南斗は手が震えている手下によって、首に装置を装着された。
海南斗「待て。一つ聞いても良いか?」
迅「何だ?」
海南斗「お前はシャッフルを俺にさせたのが、お前の負けだったな。と言ったな?どういう事だ?」
迅「簡単だ。俺はJOKERを自分の手札に来る様に、シャッフルした。しかもこの回に来る様にな。そして、狙い通りここに来たという訳だ。もし1度お前が勝っても俺は死なない。そしてもし俺が勝ってもお前は死なない。だから3回目を狙ったという訳だ。まぁ2回戦目負けたら終わりだったがな。いやぁ。本当に2回戦目の時はドキドキしてたぜ。まぁ半分ぐらいは大量出血で死なないかな?というドキドキだったがな。」
迅は笑いながら言った。そして、渡されたスイッチを手に持った。
迅「これを押したらどうなる?」
海南斗「この装置に装着されているハンドガンが、一斉に俺の喉目掛けて撃つ。それだけだ。」
迅「そうか。あばよ。海南斗。」
迅は一思いにスイッチを押した。ドンドン!合計で5挺の銃が、海南斗の首を撃った。海南斗はそのまま、何も言葉を発さずに死んだ。当然即死だった。迅は手下に何処かへ連れて行かれた。
迅「何だ?ボスを殺したから俺を殺すのか?良いぜ。別に。もう未練は無い。」
手下「いえ。MRGは終わりました。恐らく勅使川原家の跡継ぎがいなくなった為CHGもこれにて終わるでしょう。とにかく貴方は生き残りました。今地上へ向かっております。」
移動部屋に入りそのまま上に向かった。ドアが開いた。久しぶりの日差しを浴びた。
手下「さぁ。もう帰れ。これでもう殺し合いゲームは終わりだ。」
そう言って手下は帰っていった。迅も家に向かって帰ろうとした。すると前には迅を出迎えてくれる人が沢山居た。その中に愛と洩夜も居た。愛は真っ先に迅に向かって走った。
愛「迅・・・おかえり・・・。」
愛は迅の左肩を見た。左腕が無くなっている事に気付くと、大慌てした。洩夜は落ち着いた表情で
洩夜「柊花は?」
迅は横に顔を振っただけで、何も言わなかった。愛はそれを見ると、涙をポロポロ流し出した。洩夜も少し黙ったが、迅の頭に手を置いて
洩夜「よく生き残ったな。」
洩夜は笑顔でそう言った。だが迅は洩夜の手を振り切って、泣きながら叫んだ。
迅「俺が生き残っても何の意味も無い!!俺は高校でCHGの生き残りの息子だから、人殺しだと虐められた俺が何で生き残んだよ!!」
洩夜「だがお前はこの戦いで皆の為に何か出来た事があるんじゃないのか?」
頭に真っ先に思い浮かんだのは、最後に手下が言っていた言葉だった。
迅「俺が勅使川原家の跡継ぎと戦って、勝ったから奴を殺した。すると手下が跡継ぎはいないから、もうCHGと今回のMRGはもうしないと言っていた。」
愛は迅をギュッと抱き締めて
愛「良かった。じゃあもう・・・犠牲者は出ないのね・・・。」
迅「だけど・・・柊花が・・・・・・。俺の所為で・・・。」
洩夜は迅の背中をポンと押した。洩夜の目を見ると、珍しく目が潤んでいた。「父さんも泣くんだ・・・。」と迅は思った。これで要約殺人ゲームに終止符が打たれた。迅は歴史的人物となった。CHGとMRGを開催した勅使川原を倒して、殺人ゲームを終わらせたという事で人気者となった。だが迅の心はあのゲーム以来病んで来ており、皆の声は何時も迅に会えて嬉しいという感じの言葉だったが、迅の耳にはお前の所為で皆が・・・そう聞こえていた。迅は左肩に義手を取り付け、左手が復活した。こうして迅は幸せ・・・とはいかなかったかもしれないが、何時もの生活に戻る事が出来た。ただ一つ違うのは、何時も横で「お兄ちゃん!それ貰うね!!」と晩御飯を取って行く妹 柊花がいなくなったというだけだった。
ファンタジー小説のタイトルなんですが、少し変えさせてもらいました。
『この世界を救うのは神ではなく魔族と人間のハーフ!!』
にします!!
僕の初めてのファンタジー小説、是非見て下さい!!
見てくれる人が居ればですが・・・。




