第13話(空からのメッセージ)−完−
桜舞い散る季節
僕ら互いに見つめあい
永遠の愛を歌う
出逢ってから
いくつもの涙
笑顔見てきたけど
僕にとっての君はいつも天使なんだ
君と過ごしたあの夏の日も
君とけんかした秋の日も
信じあえる愛があるから
君の笑顔
胸に抱くよ
いつもいつまでも
君に会えなくなった今でも君はここにいる
僕は永遠に君を待つ
僕に舞い降りた天使
雪のちらつく季節
僕ら互いに愛し合い
永遠の愛を歌う
出逢ってから
いくつもの涙
笑顔見てきたけど
僕にとっての君はいつも天使なんだ
君と過ごしたあの雪の日も
君を泣かせたあの夜も
信じあえる愛があるから
君の笑顔
胸に抱くよ
いつもいつまでも
君との新しい日々 これから輝く未来
僕は永遠に君を愛す
僕の心を癒す天使
ゆうじ・・・
見てるか?
おい、お前の歌まだみんなの心に響いてるよ…
お前がこの世を去って10年が経った。
今頃見つかったお前のデビュー曲の『Spring Snow』の2番の歌詞。
今度は、大野君が一人でCDを出すことになった。
あれから10年経ったけど、誰もお前のこと忘れてないんだ。
みんなあの頃の気持ちに戻るんだ。
空を見上げるたび、
夕日を見るたび、
今もお前は僕達の心に語りかけるんだ。
「パパ〜!ゆうじのお墓にお花いっぱいだよぉ!!」
「ほんとだ!!ハル!!すごいお花の数!早く来てよ〜!!」
僕の手を引っ張る大事な2つの手…
僕のかけがえのない家族。
愛する愛する大事な人・・・
僕と、ユキと、悠・・・
3人で真っ青な空を見上げた。
そして、大声で空に叫んだ。
「ゆうじーーーー!!!」
お墓の周りの雑草を抜くかわいい我が子の姿を見ながら、
僕はユキの手を握った。
どくんどくんシリーズを最後まで読んでいただきまして誠にありがとうございます。
私が人生で最初に書いた小説であり、ハルとユキには大変感情移入してしまっています。
この作品に込めた想いを少しでもたくさんの方に感じ取ってもらえると嬉しく思います。
感想やアドバイスなど頂きながら、なんとか最後まで書き上げることができました。
今後は修正など加えながら、まだまだ成長させていきたいと思っています。
最後になりましたが本当に最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
ここでご報告なんですが…
別のサイトの小説ですが、
『日本ケータイ小説大賞』の大賞を頂くことが出来まして、出版することが決まりました。
どくんどくんではないですが、そちらも女の子目線で、愛情たっぷりで書いたのでぜひ読んでもらえると嬉しいです。
今後とも私と私の作品をよろしくお願いします。
reY