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失われた日常  作者: イニシャルB
特別篇その1
16/44

無限ループって怖くね?

 これで6回目、俺は無限ループを繰り返していた。無限ループといっても発する言葉は全て少しずつ違っているので無限ループという訳ではなくて………いや、そんなことはどうでもいい。抜け出そう!早い話時計に触れなければループは解けると思うのだが出来心だ。

 今俺は時計を持っている。12時20分を示している。直さない、正しい選択であろう。直さなければこの先に行ける。1時間30分前よ、さら───

「なん……だと…!?」

そこは、1時間20分前の世界のベッドの上だった。

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