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失われた日常  作者: イニシャルB
学園の出来事
10/44

やはりこの学園は間違っている。(2)

 席に座りこのクラスの構造を確かめる。なるほど……グループに分かれてるな。あの5人が聖職者、そこらにいる数10名が貴族、そして俺ら20人ちょっとが平民‥‥って感じか……。

「フランス革命でも起こす気かよ……」

 俺が心の中で想像していると、そんな声が聞こえた。

「!?」

俺はびっくりて、周りを見渡したが声の発信元はわからずじまいだった。

「どうした春人、フランス革命ならぬクラス革命を起こす気か?」

天上界人のアルスが真顔で聞いてきた。

「お前って人の心とか読めるの?」

「まあな」

まじかよ。

「嘘だ」

嘘かよ!!少し信じちまったじゃないか!

「そんな事より6時間目体育だぞ」

「そうだった!行こうぜ!」

さっきまでの疑問は消えていた。


6時間目終了・SHR後~

「うわぁ……疲れた。」

今日の体育はバスケットボールで、特攻隊員の俺はひたすらシュートしまくった。

「お・つ・か・れ」

隣で小百合がそう言ってきた。

「いいよなー女子は卓球で」

「卓球だって疲れるよ」

そんなやり取りをしていると俺はあることに気づく

「鞄が‥‥ない!!」

いつも持ち帰っている鞄がないのだ。

「学校かな?ちょっといってくる!」

「先に帰ってるよー!」

 俺は学園に向かって走り出した。

そして走る事数分!教室の近くまでこれた!

さて…、出陣!!俺は教室の扉に手をかけ

ガラッッ!!

開けた。

「…………」

「…………」

夕日の輝きが降り注ぐ教室内に、着替えている生徒がいた。しかもサラシを巻いていた。



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