激弱前世の思い込み チートが肉喰吸収ってなに?
始まりは町役場のような受付と間仕切りのある空間だった
「はい、お待たせしました。あなたはー、
えーっと、うんうんなるほど 佐藤 忍さんは転んだ拍子にカバンを投げてしまい面白い事にそれが走っていたスクーターのタイヤに絡まり横転して横転したスクーターを避ける自転車に撥ねられて亡くなったんですか!?自転者にですか~面白いですね~」
この人なんかひどくね、確かにそれで死んだんだけど 面白いってひどくね
あ~死にたいわ~ あ 死んでるか なにげに面白いって二回言ってるんだよね大事なことなのか?
聞いてみよう
「面白いことが大事何ですか?」
「気づいちゃいましたか 実はですね面白い方には今特典として魂の改変もしくは魂の再利用をしていただいているんです。魂の改変は魂強化みたいなものですね 簡単に言うと特殊能力的なものですかね怪力や空飛ぶとかまあ能力自体はランダムなので転生してからのお楽しみですね」
なんか魂の再利用の説明ないんだけど私は魂の改変で決定なのかな?
この人?なんか説明足りない人なんじゃね
「なんか不快なことを考えてませんか?そうですねもう説明は要らないみたいなのでいってらっしゃい」
えっなんだかよくわからないまま話終わらす気ですか
ちょっと説明しないにも
「程があるだろー」
あれ?ココドコ?私は誰?
「どうしましたか?」
目の前にめっちゃ驚いてる人がいる この人誰だろう?
あ~この人 アメリア先生っていうのか あれなんでわかったんだ?
なんかここまでの記憶が流れてくる 私は今10歳で学校で授業中か急に声出したのはやっちまったなぁ
「キルニア、答えなさいどうしたんですか?」
キルニアとは私のことだ、なんて言い訳しよう、普通に寝てたことにしよう
「すみません、何か寝言を言ってしまったようです、何を言ったのかは覚えていません」
「授業中に寝ていたのですか?授業を聞く気がないのなら出て行きなさい」
おっ出て行っていいのか なら従わないとな
「分かりました、すみませんでした 失礼します」
私は教室を出て行った、アメリア先生が絶句といった表情をしていたが気にしないことにした
私は図書館を目指す道すがらチート能力を考えていた
なんで図書館を目指すかって?そりゃ定番だからでしょ なんの定番かは言わずもがなですよ
図書館についた私は自分のチート能力に困惑していた
この世界は自分のスキルが見れるようになっているのだどうやってみるかというと、体の一部や目で見える範囲に文字が浮かぶのである。
私は目の前に文字が浮かぶのだが、これが厄介で一個ずつ浮かび上がるのでスキルが多い人は全部見るのに大変時間が掛かるのだ
それでわかったスキルだが
「うわ~、肉喰吸収ってなんだよ、他生物の生肉を食べることで相手のスキルを自分ものにできるって書いてあるのは助かるが、生肉食わなきゃいけないのかよ」
わかりづらいかもしれないが心の中のモノローグの一人称は私だが言葉を発する時には基本俺と言うと思う、なにせ10歳なのでさすがに私と言うのは引かれそうだ
いや生肉喰う時点で引かれるのでは?
とかなんとか思考している間に一日が終わってしまった
家族が居ないのが救いだな 私は寮生活をしているようだ 寮と言っても一人一部屋で10部屋一棟になっているアパートや長屋のような感じだが管理人が洗濯と料理をしてくれるので朝夜は寮で食事をするのが一般的なようだ
そもそも私は自転者に轢かれて死ぬような前世なのだ鍛え上げないといけないな
いやいやこの世界の私は普通の体力があるみたいだ
でもでもここには魔物も居るし鍛えないといつ死んでもおかしくない
いろいろ考えたが学園生活してたら私の肉喰吸収って使いどころがないんじゃないか?
・・・・・・
気づいてしまった私は考えるのをやめて眠ることにした
そんなこんなで3年後
15歳の成人まで普通は通う学校も2年で卒業し、1年間冒険者として生活をしていた
私には仲間が居ない通常は1年も冒険者をしていたら、性格に問題がない限り仲間が居るものなんだが私にはスキルによる弊害のせいで仲間が居ない ぼっちを噛み締めていた
私には生肉を貪る姿を他人に見せることができないと悩んだ結果、仲間を作らないという結末にたどり着いたのだった
そこでなぜ3年とばし 冒険者になるシーンもとばしているのに3年後かというと
私は見られてしまったのである 生肉を貪るシーンを
そして現在は逃亡中の身だ
仲間も無くいつも一人の私から金品を奪うつもりで私を探していた連中に見つかってしまったのだ
そしてギルドに報告ならまだ良かったのだが教団騎士の詰所に駆け込まれたのである
普通の生活もこのままではできないので私はダンジョンに逃げることにした
ダンジョンでは草系の魔物や動物系の魔物など実は食べ物には困らないのだ しかも深く潜れば誰にも見つけられない ただ私が死ぬかもしれないのだが
「あ~なんでこんな事になっちゃったかなぁ、あんなスキルもらったせいか俺が使いこなせなかったせいなのか、くそうでも死にたくない」
そう死にたくない 死にたくないからその理由だけで十分だった
私はダンジョンを潜って潜って喰って喰って生きるだけで精一杯だったが生きていることを噛み締めていた
そうしている間に私は人間をやめてしまった よ う だ
その後 彼はダンジョンの90階のボスとして寿命が来るまで君臨していた
「おい、お前の能力でいつ面白い小説が出来るんだよ、『体験した人生を小説にする』能力なんてつまらないものしか出来ないんじゃないか?」
「なんであなたに言われないといけないんですか?神様に言われるならまだしもあなたに言われたくないわ」
「とはいえ酷いんじゃないか?一人で生きて一人で死ぬとかそりゃあ物語にならないだろ」
「そんなことわかってるわよ でも仕方ないじゃない神様が世界の仕様を変えるからその間面白そうな奴にこの能力を与えてくれって言われて渡されたのが、『肉喰吸収』なんて人外向きの能力を人間になんていうから」
「やめろ、神様批判なんて誰が聴いてるかわからないんだぞ」
「あなたが私の能力を否定するからいけないのよ 私だってね面白い小説書いてみたいのよ」
「書いてみたいって、他人の人生を自動で書いてるだけなんだろお前が小説考えてるわけじゃないだろ」
「私が考えてなくても私の能力の批判されるなら一緒だから、いい小説書きたいのよ」
「まあ、早く神様が世界の設定変更するのを祈るんだな 設定変更のあとなら面白くなるんじゃないか」
「それでも神様が与える能力考えたら同じ結果しか出ない気がする」
「俺から言っておくよ次は人も能力もお前に決めてもらうようにな」
「そうしてもらえると助かるけどそれ聞いてくれると思ってないでしょ」
「決まってるだろ神様が聞くなんて思ってないさ、そうそう次は肉をじゃなく血とか魂を人から取ることで強くなる能力がいいかもってあの神言ってたぞ ニヤニヤしながらな」
「勘弁してよ それこそ一人で生きて一人だけの魔王になっちゃうじゃない、部下のいない魔王とかお笑いになるかもしれないけど話としてはすぐ終わるわよ今回みたいにダメすぎ」
「神様も困ったもんだねぇ、この話もきっと聴いてるんだぜやんなるよな」
「神様次回は私に人選も能力も決めさせてくださいお願いします」
・・・・・・・・
「2分もお願いしてるんじゃないよ、黙って隠れてるのも辛いんだよ、わかったよ好きにしなさい」
「やっぱり神様居たよ、ありがとうございます」
「それにしてもなんでうまくいかないのかのう」
「それは神様の人選や能力が変だからです」
「ひどい言い草だのう、神様なのにわしが手を出すから問題だなんてわしいじけちゃうからいいもん、世界はもう設定変更済んだけどもっと変えてやろもう転生者にも転生したあといじってやるわ」
「おとなしく帰ってくれて助かったわ、なんか悪寒が 最近仕事しすぎかな~もう寝よう」
注:教団騎士というのが出てきましたが異端な行為 悪魔憑きが行いそうな行為すべてを嫌います 生肉を食べるというのも 獣や悪魔憑きのすることとして追われたという設定です
拙い文章や何を書きたいのかわからない内容で申し訳ありません
読んでいただいた方には感謝を