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 昔々、あるところに一匹の野良猫さんがおりました。

 ある日猫さんは故郷を捨てて、街へ行きました。街までの道のりは長く、着いた頃にはもうヘトヘトでした。しばらく休み、猫さんは街を歩きだしました。すると、その街に元々住み着いていた三匹の野良猫さん達に出会いました。さぁ、ピンチです。猫さんはおろおろとして、右往左往していました。そんな田舎猫さんに街猫さん達は言いました。

 「おまえ、このあたりでは見かけないなぁ。」

 「田舎の猫にとってこの街は危険だぜ?」

 「さっさと出ってた方が、身のためだぜ。」

 田舎猫さんは決心しました。猫さんは、街猫さん達に突撃しました。街猫さんも、猫さんに飛びかかりました。さぁ、大喧嘩の始まりです。1対3で猫さんは不利でしたが、柄の悪い街猫さん達に立ち向かい、勇敢に戦いました。


 …勝敗が決まったようです。なななんと、勝者は田舎の猫さんでした!という訳で、猫さんは3つのゴミを放置して歩き出しました。



 猫さんは後にこの街のボス猫となり、野良猫たちをまとめたとさ。




 昔の昔話はこれにておしまい。

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