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お花畑

 お花畑を見ると、いつも君の笑顔が浮かんでくる。毎日毎日お花畑に行き、走り回っていた。


 君はお花畑が好きだった。自分の庭をお花畑にして、はしゃいでいた。君はお花に詳しく、たくさんの花を育てていた。

 田舎だったここも、君が旅立った頃から賑やかになった。なので、お花畑といえばもう私の庭しかない。この庭には君から教えて貰った花ばかり植えられている。


 君が帰ってきたときのために、私のところの庭だけでも残しておこう。何年でも、何十年でも…。

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