issue#04 I I I Tales from Topographic Oceans CHAPTER 01 04
DJ:
「――おい、そこのあんた。やっと目が覚めたか。……空縁州の朝にお届けする、おなじみ『膝に矢を受けてしまってNOW』!
パーソナリティの大塚・ブラック・ブライアです。今週はなんと、特別なゲストがスタジオに来てくださっています。
何回やってもこの大仰な紹介が似合いすぎる、もはや準レギュラー、いや、影の支配者ぁ!吉濱アシュリー!それではどうぞォ!」
アシュリー:
「は~い、どうもどうも!全世界のドヴァーのみんな、お待たせ!
今回もあなたのハートをドラゴンレンドしにきちゃいました、
アシュリー・吉濱a.k.aホットショットでーす!
いやー、それにしてもDJ、その紹介、毎回スベってない? 大丈夫そ?」
DJ:
「いやはや、アシュリーさんにそう言われると何も返せません……!
ああそうそう、例のCM見ましたよ?素晴らしかったですねぇ。
普段のお茶目な姿と違い、“ヒーローとは何か”を真剣に語る姿、私、ちょっと感動しました」
アシュリー:
「あ~、アレね!いやいや、あれはほとんど演技指導の賜物! 『アシュリーさん、ここはひとつ、世界を憂う乙女の顔で』っておせちがうるさくってね。……まーでも正直、あのあたりは本心から言ってたからさ、何はなくとも自然に出たみたいだったね、真に迫った演技ってヤツが」
DJ:
「さすがです!おせちさん――他の皆さんもスタッフとして参加されていましたよね?あれはなかなか見られない貴重な裏側でした」
アシュリー:
「裏側どころか、ほぼ学級崩壊だったよ!
さなはマイクで頭ゴツゴツするし、はちるはロボットで“必殺技”とか叫んで遊ぶし……
まともなの、わたしだけだったんじゃない?わたしの演技力がなかったら、永久欠番の事故回ですよ、ほんと」
DJ:
「やはり“カルテット・マジコ”の現場は型破りですね。私も現場で見学してみたいくらいです――」
と、DJが感心したように相槌を打った、まさにその時だった。
トークの合間を縫うようにスタジオの扉が勢いよく開かれ、
息を切らしたアシスタントディレクターがガラスの向こうから駆け込んできた。
AD:
「アシュリーさん、スマホに緊急通信です! “マザー”から!」
アシュリーは舌打ちひとつすると、スマートフォンを受け取る。
その画面に表示された内容を見た瞬間、彼女の表情から、普段の軽薄さが完全に消え失せた。
高評価やブックマーク、本作のご紹介、Xのフォローなどで応援いただけますと幸いです。制作の大きな力になります。
https://x.com/piku2dgod
本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24843658
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25490740
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26572256




