issue#04 I I I Tales from Topographic Oceans CHAPTER 01 03
キャスター:
「こんばんは。『ワールドニュース24』の時間です。今夜のトップニュースは、またしても世界を救ったヒーローチーム『カルテット・マジコ』の、意外な一面が大きな話題となっている件について。まずは注目の映像をご覧ください。」
(画面が夕暮れの橋のシーンへ転換。アシュリーが欄干にもたれ、街を眺めながら語る)
CMナレーション:
「CMは、夕暮れの橋の上、ヒーローのアシュリーさんが、自身の“ヒーロー観”を率直に語るドキュメンタリー風の映像から始まります」
アシュリー(CM内):
「みんな私たちのことヒーローっていって、やたら持ち上げてくれるけどさ。
……おんなじだよ。夜中にこうやって、落書きを人知れず消していく奴と私たちって。
実際、世の中への影響がどのくらいあるとかは関係ない。能力の範囲で、やれることやってる奴は
みんなヒーローだよ。……これは、普段からホントそう思ってんだけど」
ナレーター:
「彼女の率直で飾り気のない言葉は、多くの視聴者の心を掴みました。
しかし、しんみりした雰囲気のまま映像が進むかと思いきや――」
監督(CM内):
「はい、カット!」
ナレーター:
「カメラが引いていくと、それがCM撮影のワンシーンだったことが明らかに。
さらに驚かされるのは、撮影クルーが、他の『カルテット・マジコ』メンバーたちであること。
カメラマンを務めるのはおせちさん、音声はさなさん、そして歩道脇を走る清掃ロボットの操縦は、はちるさんが担当しています」
(スタジオの映像に戻る)
キャスター:
「ご覧いただいたとおり、ヒーローチーム自身が制作現場に挑んだ今回のCMは、その裏側も含め、世界中の注目を集めています。
このCMは、国際パブリックメディア振興会とのタイアップによって制作されたもので、
公開直後からSNSでは『アシュリーの演技が自然すぎて途中まで本物だと思った』
『さなちゃん、マイクを持っているだけで可愛い』『はちるのラジコンさばきがプロ級』など、次々と好意的な感想が投稿されました。
また『#カルテットマジコの裏側』というハッシュタグは、瞬く間に世界のトレンド1位を獲得しています」
「――この意欲的なCM企画について、メディア文化専門家のサトウさんはこう分析しています」
専門家(ホログラム出演):
「これは単なる宣伝映像ではありません。
彼女たちの人間味を前面に出しつつ、パブリックイメージを刷新する――
非常に洗練されたPR手法だと言えます。
これまでの“超人”としての側面だけでなく、不器用でも一生懸命な“素顔の仕事風景”を見せたことで、
親しみやすさや共感、そして新たな魅力が視聴者に伝わった。
まさに現代的なヒーロー像の再定義と呼ぶべき試みですね」
キャスター:
「今後の『カルテット・マジコ』が、再び世界の危機を救う物語を描くのか、
それとも私たちの予想を裏切る、斬新な表現で驚かせてくれるのか――
次なる活躍にも大きな期待が寄せられています。
さて、この後のCMタイムでは、いまご紹介した“話題のカルテット・マジコ特別CM”を、改めてノーカットでお届けします。
どうぞ、お見逃しなく!――」
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本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり
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