issue#04 I I I Tales from Topographic Oceans CHAPTER 01 01
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Issue 04 元ネタ・命名由来リスト
■サブタイトル 『Tales from Topographic Oceans』
[元ネタ] :プログレッシブ・ロックバンド「Yes」のアルバム『海洋地形学の物語 (Tales from Topographic Oceans)』
■キャラクター・用語命名由来
【ストームジー(Stormdjii) / カイルス・ヴォー】
[元ネタ] :グライムMC「Stormzy」
[備考] :stormzyとアラビアの精霊“ジン(djinni)”を掛け合わせた造語。
【惑星アブズ 】
[元ネタ] :ダイビングアドベンチャーゲーム『ABZÛ』
【ネ=レネ・ココ】
[元ネタ] :シンガー「Neneh Cherry」
[備考] :特定の元ネタを持たない他のクワウバン人の命名則(音の響き)との整合性を図るため、語感を調整し採用している。
【ロング・カウンター】
[元ネタ]:作中の記述通り(サッカーの戦術)。
[備考]:外観のモデルは大きく2つ。1つは Team Soda 開発のゲームタイトル『エスケープ フロム ダッコフ』に登場する宇宙船。
もう1つはゼネラルモーターズの『GMC・トップキック』。実写映画版『トランスフォーマー』におけるオートボットの重鎮「アイアンハイド」のビークルモードだったことからの採用です。
今回のボウイノルマ:『ジギー・スターダスト』
The Most Magically Chaotic Quartet on Universe!
Quarteto Magico
Issue04 Tales from Topographic Oceans
CHAPTER 1
画面がわずかに揺れ、甘くぼやけた夕暮れの街に、徐々にピントが合っていく。
斜陽が橋の欄干に鈍い橙色のグラデーションを落とし、沈みゆく太陽がレンズの端に長いフレアの尾を描き出している。マイクには風が当たり、ゴーッという遠い音がわずかに混じる。
橋の下には、仕事帰りの車たちがヘッドライトを連ね、帯のような光を絶え間なく刻んでいる。喧騒と呼ぶには少しだけ感傷的な街のざわめきを背に、アシュリーはひとり遠くのビル群を眺めていた。手持ちカメラが、そっと彼女の横顔へ寄せられる。
「……この橋さぁ、前までワケわかんないタギングで、めちゃくちゃ汚かったんだよ。まあ、中にはちょっとだけ『おっ』て思うようなグラフィティもあったけど……。今日通ったら、ぜんぶ綺麗になってた」
ぽつり、と誰に語るともなく独白すると、カメラが、ごく小さくうなずくように上下する。
やがて、画面下にテロップがこんな浮かぶ。『誰が消したんだろうね?』
「まあ、それはたぶん、清掃の人が片づけたんだろ?税金でさ」
「……でもま、そういうことでいいんだよ。理由はどうあれ、誰かがやってくれたってことだから」
アシュリーは、欄干に肘をついたまま、どこか遠い目をして答える。
「みんな私たちのことヒーローってさ、やたら持ち上げてくれるけど。
……おんなじだよ。夜中にこうやって、人知れず落書きを消してく奴らと私たちって。
世の中への影響力が実際どのくらいあるとかは関係ない。力の及ぶ範囲で、
やれることやってる奴はみんなヒーローだよ。……これは、普段からホントそう思ってんだけど」
その言葉は、彼女には珍しいほど実直な響きを帯びて、黄昏の空気へとゆっくり馴染んでいく。
カメラは、沈黙の中でアシュリーの横顔だけを捉え続けている。
まさに、その時だった。
ふたりの足元で、「ウィーン」と、何かが動く、控えめなモーター音がした。ふいに画角が下に傾き、慌ててピントを合わせようとするが、一瞬だけぼやける。
するとそこでは、人の腰ほどの高さがある1台の清掃ロボットが、黙々とブラシを回転させながら、
歩道の端を進んでいるところだった。その勤勉な姿に、レンズの向こうから撮影者のくすりとした笑い声が漏れる。
よくよく聞けばおせちのものだった。
アシュリーも、その光景に一瞬だけ目を丸くしたが、やがて、ふっと息を吐くように笑う。
「――じゃあロボットがヒーローだ。そういう日もある」
彼女はそう言うと、ひらりと背を向け、カメラに向かって横向きのピースサインをしながら歩き出した。手持ちカメラが、その後ろ姿を慌てて追いかるが、やがて諦めたように、
橋の風景へとふたたび視点を戻す。
暮れなずむ橋と、車のライトが織りなす光の尾がありありと映し出された、まさにその時。
「――はい、カット!OK!」
監督の張りのある声が、夕暮れの余韻を断ち切るように響き渡った。
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本家:ページ中にキャラのコンセプトアートなどあり
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