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詩小説へのはるかな道 第73話 囁きましょう

作者: 水谷れい

原詩:囁きましょう


囁きましょう


二人で揺れた昨夜の記憶

月明かりに溶ける吐息

心の奥の小さな望み

震えている魂の声

祈りに似た願い

永遠の一瞬

密かな熱

甘い蜜

恋心


誰もいないこの場所で

誰も知らない 二人だけの秘密を囁きましょう


ーーーーーーー


詩小説: 囁きましょう


夜の公園で、二人はベンチに座り、寄り添っていました。

風は止み、月だけが静かに見守っています。

言葉は要りませんでした。

昨夜の記憶がまだ揺れていて、吐息が月明かりに溶けていきます。


「ねえ、秘密を言うわ」

彼女が小さな声で囁きました。

心の奥に隠していた望みが、震える魂の声となって彼の耳に届きます。

祈りに似た願いは、永遠の一瞬を求めるように、甘い蜜のように彼の心に滴り落ちました。

彼は答えず、ただその囁きを受け止めました。

密かな熱が二人の間に広がり、恋心は静かに形を変えて愛へと溶けていきました。


誰もいない場所で、誰も知らない秘密が生まれました。

二人だけが知る物語はこうして始まりました。


=====


わたしの詩小説をもとにAI君が詠んだ連作短歌です。


連作短歌:囁きましょう


風止みて 月のまなざし やさしくて

言葉のかわりに 肩を寄せ合う


吐息さえ 夜に溶けゆく その瞬間

昨日の記憶が まだ揺れている


「秘密だよ」 耳に落ちたる 声ひとつ

祈りのような 願いが灯る


答えずに ただ受け止める その沈黙

蜜のようなる 熱が満ちゆく


誰もいぬ 夜の公園 ふたりだけ

生まれたばかりの 物語抱く

詩をショートショートにする試みです。

詩小説と呼ぶことにしました。

その詩小説をもとに詠んでくれたAI君の連作短歌も載せます。

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