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-79- 面接

 数十年前、とある町役場に勤務することになた馬岡は、部長席に座り決裁文書に目を通しながら、考えなくてもいいのに考えていた。

「部長、面接のお時間です…」

 課長の牛川がモォ~~っと、ひと声、啼かず、馬岡に告げた。馬岡は尻毛を振ることもなく、部長席から立った。

『そんなこともあったな…』

 ふと、馬岡の脳裏に巡ったのは、自分が初任試験の面接を受けている光景だった。その自分が出世して、今、若者の初認試験の試験官になろうとしているのである。思わず馬岡は、ブヒヒィ~~ンとは啼かず、ニンマリと(わら)った。

「…どうかされましたか?」

 (いぶか)しげに牛川が馬岡を見遣(みや)った。

「いや、なにもない…」

 二人は面接室へと歩を進めた。若者達の出世に続く道が開けようとしていた。

 面接は出世へと続く第一関門です。皆さんにもご経験があることと存じますが…。^^


                   完

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