表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/100

-78- さて、どうする…か?

 出世するのはいいが、したあと、さて、どうする…か? が、その人の値打ちを左右するといってもいいでしょう。^^

 黒川は念願の衆議院議員に初当選した。やったぁ~!^^ …と、内心で万歳しても、外見は苦虫を?み潰したような顔でいなければならなかった。その黒川が街を歩いていると人通りが激しい街路で、ふと通行人の声が後方から聞こえた。

「今の、黒川さんだよ…。まさか、当選するとは思ってなかったがな」

 その声を微かに聞いた黒川は思った。

『俺はその程度にしか思われてなかったのか…』

 俄かに侘しい気分が黒川の脳裏を駆け巡った。

『そういえば、俺は議員になって何をしようとしてたんだろう。単に名誉を満たすためだけだったんだろうか…』

 そんな思いがねまた、黒川の脳裏に去来した。

『これでは、票を入れて下さった方々に申し訳がない。さて、どうする…か?』

 黒川は街路を流れながら、議員として、どうする…か? を、また巡った。街路を歩き続けていると、右側に美味そうな匂いがするカレー店が目に入った。黒川は、さて、どうする…か? と考えることを中断し、とにかく美味そうな食物で腹を満たすことにした。

 さて、どうする…か? と、深刻に考えず、とにかく腹を満たすことですね。腹が減ってはナントカ・・とか申しますから…。^^


                   完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ