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-74- 気合い

 出世は気合いが入っているか入っていないかで決まる・・と断言してもいいだろう。気合いが入っている人は、全てにおいて、どこかが違い、出世コースを辿るということになります。皆さん! 出世を望まれる方は気合を入れましょう! ^^ 気合いだ、気合いだっ!! どこかでお耳にされたことがある方も多いと思います。^^

 参議院議員の音川は出世という見えない相手と格闘していた。それは、自分に打ち勝つ心の戦いとも言えた。

「先生、そろそろ財政金融委員会が開かれますから、お席に着かれた方がいいと思いますが…」

「ああ、そうだね…」

 秘書に促され、与党の代議士、音川は委員会室へ急いだ。音川は何事につけ気合いで出世してきた男だった。地元の選挙でも気合を入れて熱弁を振るい、多くの聴衆の心を引きつけたのだった。気合が入った弁護士の音川は熱弁を振るうだけではなかった。聴衆の前で演説したことは、ほとんど実行し得る形へと政府部内に働きかけ、可能とした。いや、そればかりではない。音川の気合いは聴衆に約束していないことまでも実行し、可能としたのである。有言実行が政治に対する最低限の政治家の姿勢だが、音川は気合いで不言実行したのである。党の圧力に屈しかけたとき、気合いだ、気合いだっ!! と自らを鼓舞し、跳ね除けていった。この実行力が認められ、音川は政治家としての出世の道をひた走ることになった。

 政治に限らず、何ごとにも気合いを入れて臨む人は、それなりに出世するようです。^^


                   完

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