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-58- 運命

 出世できるかどうかは、どうも運命が左右しているようだということで、今日は運命が出世に与える影響なんかを考えてみたいと思います。^^

 とある会社の課長、乙川(おとかわ)は、どういう訳か運がいい男だった。この前もこんなことがあった。とある店で買物中、注意不足から落とした品が受付に届けられていて助かったのである。もうダメか…と(あきら)めていた矢先だったから、乙川としては天の助けとしか思いようがなかった。一見、出世とは無関係に思えたが、どうしてどうして、その届けが出世に大きな影響を与えたのだから幸運としか考えようがなかったのである。落とした品は小物の袋で、その中には課長から部長の甲山に頼まれていた品が入っていたのである。

「乙川さん…ここだけの話なんですが、いや、実に有り難いです」

「そうですかっ! ははは…それはよかった!」

 そのことが影響したのか、ひと月後、乙川は人事異動で次長へと昇進したのである。運命が乙川を出世させたとしか考えられない人事だった。

 出世するような業績を残した訳ではないにもかかわらず、このように運命が出世を左右するということがある訳です。もちろん、その逆も有り得ますから、余り悪さは考えない方がいいようです。これは、飽くまで一例ですが、運命が出世に与える影響を考えたほどのお話ではありません。^^


                   完

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