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-25- どうでもいい… 2
-3-の別話です。出世など、どうでもいい…と思える人ほど強いものはない。自分の思うところや考えるままに仕事が出来るからだ。出世を計算していないから気分は楽で、勤務も快適なはずです。^^
とある市役所に勤務する黒川は、出世など、どうでもいい…と思いながら、勤める日々をを続けていた。ところが、こういう男に限って、出世の方から、『そろそろどうですか?』と、ニンマリ近づいてくるものなのである。黒川も御多分には漏れなかった。係長を飛び越え、突然、課長補佐を拝命したのである。
「どうして、僕がっ!?」
「ははは…私にはよく分からんが、物怖じしない君の正論が認められたんだよ、きっと」
課長の灰山は朴訥に答えた。黒川は、出世をどうでもいい…と思っていれば出世できるんだ…と結論づけた。
私も、どうでもいい… 2の話、どうでもいい…と思えますので、短くて恐縮ですが、この辺りで失礼致します。^^
完




