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7話 身体変化の本質

薬草採取を受けたはいいもののどの植物が薬草か分からないので、薬草採取は明日にして今日はゴブリン討伐に集中する。ゴブリンは森に多くいる印象なので、近くの森に行く。

 思った通り、ゴブリンはいたのだが、数が異常に多い。おそらく、100匹近くはいるので逃げようかとも思ったが、


「これはいい経験値になりそうだ」


 俺は自分の正体を知るためにもなるべく調べ物などに集中したい。早めに強くなる必要がある。

 そう思って、思考を戦闘にシフトしてゴブリンに変身して近づく。人間が擬態しているとは思っていないのか、一瞬こっちを見ただけで何もしてこなかった。

 群れの中に入れたはいいもののこれからどうやって倒すか。真ん中に入っても囲まれるだけだから、端に行くしかないわけだが...。


「どこから攻めてもきついが、試してみるか」


 とりあえずゴブリンの背後まで移動して、変身を解き3匹一気に切り捨てる。急に攻撃され、戸惑っているのでさらに5匹ほど倒すのに成功。不意打ちで、今の俺の実力を考えれば倒せた方だと思う。ここから体力勝負だ。襲ってくるゴブリンを切っては捨て、切っては捨て、手を休む暇もない。

 そこから30匹ほど倒したところで体が疲れとダメージで限界になってきた。しかし身体変化で体を万全の状態に変化させる。


「成功したな」


 これが俺のやりたかったことだ。体を変化させられるのなら、万全な状態にもできると思ったのだ。

 しかし、これをすると魔力が結構減ったのを感じた。できるのはあと2回くらいなので、あまり余裕がない。ダメージは最低限だけ守り、攻撃を多くする。2回、回復した時点であと10匹くらいだったのでかなりギリギリだったが倒せた。


「そういえば、逃げたゴブリンに格好が少し豪華なやつがいたな。追いかけるか」


 なぜあんなにゴブリンが固まって動いていたかの、手がかりになるかもしれない。そう思っ

て追ってみると思ったよりすぐに追いつけた。

 どうやら休憩しているらしい。ゴブリンに変身して近づき、倒す。

 そして、これはさっき気づいたが、何故か鑑定が使えるようになっていた。

 これは、おそらくだが、今変身しているゴブリンが鑑定を持っていたからだと思う。鑑定は、かなりレアなスキルらしいのでラッキーだったな。なのでゴブリンに変身している間だけだが、鑑定が使える。鑑定すると、名前がゴブリン•メイジとなっていた。ゴブリンの上位種が群れの中にいたのか。それならあれほどの群も纏めれるのかもしれないな。

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