表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

5話 街に着いた

「見えたよ!あれがトルラスの街だよ」


 道中何回かゴブリンと戦い、森を抜けて半日後に街に着いた。


「小さめ街だと聞いていたけど結構でかくないか?」

「いや、そんなことないよ。王都とかはこれの2倍くらいの大きさだからね」


 そして並んで待っていると急にカルメが声を上げた。


「あ!」

「どうした?」

「そういえば、身分証がないと入場料があるの忘れてた」

「どれくらいだ?」

「一回300Gかかるけど今回は私が出すよ」


 ちなみに冒険者になれば入場料は掛からなくなるらしいからずっとかかるわけではないらしい。


——————


「あれ?カルメじゃん。久しぶり〜。そっちの子は?」

「久しぶり〜。こっちは道中であった子だよ」

「すごく若いけど冒険者でもしてるの?」

「いや、これからなろうとしている」

「そうなんだ、じゃあこれ仮入場証ね。3日すぎたら切れるから気をつけてね」


 そしてカルメとは冒険者ギルドの場所を教えてもらい、ついでに店の場所を伝えてきてから、別れた。

 そしてとりあえず服屋に行くことにした。今気づいたが、かなりボロイ服を着ているので、とりあえず身なりを整えてから冒険者ギルドに入った。どこにいけばいいかわからないが、とりあえず相談受付があるのでそこに行く。


「こんにちは、どうされましたか?」

「冒険者になりにきた」


 そういうと、受付嬢は微妙な顔をする。


「冒険者になるには試験があり、模擬戦をしてもらいますが大丈夫でしょうか?」

「大丈夫だ」

「怪我の責任はとりませんよ?」


 それに頷くと案内され、そこは地下の訓練場だった。


案内されたのは地下の訓練場だった。


「ランゴさん。冒険者試験です。」

「おう。…その子供が受けるのか?」

「ああ、そうだが?」


「悪いことは言わんからやめておけ。冒険者は一攫千金を狙う職業じゃねえからな。」


 どうやら、ただの子供が、遊びてきていると思っているようだ。だから、さっきの受付嬢も微妙な顔をしていたのか。だが、説得するよりも実際に体験させた方が早いと思い、案内してくれたわけか。


「いや、真剣だぞ。試験をしたらわかるはずだ。」


 道中の戦いで、身体変化のスキルをしっかり制御できるようになった為、意表をつけば勝てるはず。


「...わかった。じゃあ始めるぞ」


 試験官の人が剣を抜いて、構えた。それを準備できたと判断した、受付の人が。


「模擬戦、よーい始め!」


 試験官は剣を扱うようだ。


「お前、素手で戦うのか?」

「いや、違うが、やったらわかるはずだ」

「わかった。ならいくぞ!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ