4話 冒険者について
「このステータスってのは?」
「それは自分の身体能力のことだね。レベルが上がると増えていくよ」
「ちなみに俺のこのステータスは強いのか?」
「結構強いと思うよ?レベルが2でそれは見たことないね。冒険者だとDランクに少し届かないくらいかな?」
「冒険者?」
「そうか。そこも説明しないといけないね。冒険者ってのは、おそらく君がこれからなると思う職業のこと。冒険者ってのは...」
どうやら冒険者は俺のような戦闘力があり、自由な身の人がなることが多いらしい。冒険者は、クエストを受け、魔物の討伐や、物の採取などをするらしい。そして冒険者にはランクがあり、
F.初心者。一般人よりは強い。
E.初心者卒業の冒険者として胸を張れる。
D.そこそこのベテランになる。
C.ここまで来れる人は少ない。かなりの超人
B.都市に1人か2人ぐらい。一流と呼ばれる。
A.大陸に3.4人。ガチの超人。
S.大陸に1人いたらいいレベル。飛び抜けた才能と死ぬ窮地何度も潜っている人外。
この7種類がいるらしい。だが、ランクSどころか、ランクBすらほとんど見ないらしい。
「っと、そろそろ日が暮れてきたね。お腹も空いてきたし、ご飯食べようか。携帯食だけどいる?」
「ああ、いいのか?」
「携帯食だし、パサパサで何も美味しくないからね。10Gくらいの安物だよ」
「10Gか、それって高いのか?金のことは知ってるが、価値は知らなくてな。」
「価値も知らないんだね。10Gは結構安い方だよ。例えば低級の回復ポーションが1500Gくらいで、宿は食事付きで400〜600くらい。パンとかだと10Gくらいだね」(1G=10円くらい)
「なるほど。そういえばお礼は何を貰えるんだ?」
「それは街に着くまでの食料と、3000Gでどうかな?」
「そんなに貰っていいのか?」
「もちろん!命の恩人だからね。これでも安い方なんだけど今手持ちがないからあんまり渡せないんだよね。代わりにもし店に来てくれたら安くするよ。」
「それはすごくありがたい。街まではあとどれくらいなんだ?」
「あと数日だよ」
「わかった。それまでよろしく」