DIARYBOOK 宇宙豪華客船スペースウォーカー号乗客キャロライン・コリンズの日記帳
DIARY
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文字を書く手が震える。
私はまだ生きている。
あのバケモノが現れてどれぐらいの時間が経ったのか分からない。
私はまだ生きている。
ひょっとしたら遺書になるのかもしれない。
私はまだ生きている。
だんだんと悲鳴が聞こえる感覚が長くなっていく。
私はまだ生きている。
食料庫に立てこもったのは正解だったかも。
私はまだ生きている。
神よ、なぜこのような地獄を作り出したのでしょうか。
私はまだ生きている。
◇
DIARY
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久しぶりに悲鳴が聞こえた。
私はまだ生きている。
時計を見るとあれから二日が経った。
私はまだ生きている。
◇
DIARY
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とうとう食べ物が無くなった。
私はまだ生きている。
一向に助けが来る気配がしない。
私はまだ生きている。
神は死んだ、神は存在しない。
私はまだ生きている。
◇
DIARY
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おなかすいた
私はまだ生きている。
◇
DIARY
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とびらをたたくおとがうるさい
私はまだ生きている。
◇
DIARY
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ま
◇
DIARY
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死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
死死死死死死死死死死死死死死死死
◇
この先のページは白紙のみ。
日記帳の裏表紙の片隅には小さくサインが書き記されていた。
「キャロライン・コリンズ」と。
久しぶりにスペースウォーカー号です
文章が思い浮かび上がらないです