さあ家出しよう(主人公の場合)
主人公は農家の男子(非力。頭脳普通)
効率と結果を求めた結果……人々の食事はゼリー飲料などサプリが常識となり。味や食感は、耳や後頭部に付けたデバイスで脳を刺激し、多分大事であろう満腹感や、味覚などは好きにコントロール出来るので『とにかく美味しい』と感じることができるのだから……
わざわざ時間を浪費たあげく不確定な味がする料理など『時間の無駄』で『料理は愛情』なんて大昔の言葉は理解できない『料理はレシピ』でしょ?
といった感じ
野菜を食べるのは贅沢……?
または野菜は自然由来の高級サプリの原料に
親子喧嘩……だから家族総出で一生懸命野菜を作っても、赤字なだけ
「野菜じゃなく、赤字をつくっている」
「それは俺だって分かっているし、若い時はお前と同じく反発もしたが、先祖代々続けてきた農家と土地を、簡単に手放せない(その勇気がない)」
「……」
「確かに赤字だけど、心配するな。そこらの会社員よりも安定した収入と生活が送れてるだろ」
「それこそ情けなくないか……国の『生活保護』と『第一産業補助(保持)金』で生かしてもらって……将来を選べず……それこそ僕は第一産業の家畜だよ」
『自由がない』『後を継ぎたくない』と主人公は親子げんかして家を飛び出したものの朝には戻り
学校に行くが『補助金だけで生活する税金泥棒』『ここを卒業しても家を継いで税金泥棒になるだけ』『将来性ゼロ』と差別される僕に友達や、まして家族なんて出来るわけもなく
『暴力を振るわれていないから』となにもしないどころか、一緒になって差別する
生きてても、疲れるだけだ……『死んでしまえば……』なんて夢遊病者の様に刃物を手首に当てスライドさせる。
「はあはあ……これで」
僕は妙な安心感にゆっくり目を閉じた……真っ暗な意識の中にぼんやり浮かぶ光(これが走馬灯か。どれどれ)半ばわ期待してるとそこには
『やっと死んでくれたよあの泥棒』『あの泥臭いにおいから解放される』などと声を上げ笑う人々の姿が浮かぶ
実は心のすみで、僕が死んだら『悲しんでくれるんじゃ』『実は差別されていなかったんじゃ』など甘えた期待を持っていた……が、見事に砕かれ。
負けず嫌いの僕は
(これじゃいじめっ子の思うつぼじゃないか)と立ち上がり……
『生きてやる。でも死んでやる……そう生きながらにして死んでやる』
と数日悩む
『ひきこもる……ニートになる……笑われる』(笑われたら、負けた気がする)
『とりあえず家出する……無計画だから……おなかをすかせて帰ってくる』(僕は飼い犬か)
(でも家出は良いアイデアだ)でも人に頼らず衣食住が確保できなきゃいけない
そうだ実験都市に行こう。壁の中は知らないけど周辺の雑木林には野菜がありそうだし……野菜作りの無駄知識が生かせられる。
どうせ実験都市じゃ僕一人になるんだ、位置特定されるデバイスさえ家に置いていけば……世間的に死ねる
一応置手紙は置いていく『場所は言えないけど、とにかく生きてくので、探さないでください。最後に今までありがとう』
夜中のうちに出てから……二日目……昇朝日に照らされた壁を眺めるフェンスの前に居る。
ヒロインは猟師の少女(物を撃たせると敵無しだけど。命あるものにはわざと外す)だが見方がピンチの時にはちゅうちょなく撃つが絶対殺さない
「敵が死ぬかは神様が決めることだ」と置き去りにする
猟犬は、紀州犬か、加賀犬か、ビーグル(サバイバル生活で……食料として殺されかける危機。だが活躍により回避)
実はヒロイン
『山田太郎の恋物語・Boy Meets Girl?』の山田家子孫……つまり猟犬にはケルベロスの血が(普段は可愛いが、唸れば犬の背後には……)
林業男子
この時代木造の建物はほとんどなく
「目に見えない神様とかの家だっていう遺跡(神社仏閣)を修繕するため」
漁業男子(泳げるなど体つきはなかなか)
……主人公と同じく『補助金』で生活し。
例にもれずこの時代魚を食べる人間はごく一部で
あとは研究室送りや、同じくサプリの原料になる
「海は、船が嫌いだ……いくら飛ばしてもほとんど景色が流れない」
「けど風と、波を越える感覚は気持ち良いだろ」
「船よりも、獲った魚を運ぶ車が好きだ」
流れる景色がない船ぎらい車などを使い移動する
魔王の娘(中二病セリフ。絶大な力……つまり可愛いけど厄介さん)
まだ子供だから『飴ちゃんあげようか』の一言でついていくタイプ
味方になったり、敵になったり
さすが未来……遺伝子操作でキメラがつくられ『キメラ動物園』なるものがある
だから実験都市にモンスターがいたっておかしくない……ただし魔王の娘を仲間に入れてから
「キメラ動物園」
「木村動物園?」
「確かに園長は木村さんだったらしいけど『キメラ動物園』または『奇痲羅動物園』」
よくありの……台風が来ておりが壊れ。キメラ脱走
最後は研究所の地下? 魔王の娘が眠っているときに漏れているアストラルを使い進化したキメラ(ドラゴンなど。見るからに強そう……実際強いんだけど)
魔王の娘は、自分のアストラルで進化したのを瞬間で察知し鼻で笑い
「まったく人間というものは」
二人の出会い(サバイバル術)
主人公
自前で野菜などを持っていたが意外と早くなくなり……店舗にある賞味期限無限(なんともご都合主義)のゼリー飲料を飲むが。不味いとうけつけない
自生している野菜や草を食べる(毒検知デバイス持参)
ヒロイン(猟銃持参)
ゼリー飲料(自分)。野菜などは毒検知デバイスを使い(猟犬)
ある日ためしに自分も食べると意外とおいしい
ある日。収穫しようと思っていた枝のみが無くなっている『自分以外に誰かいる』
よく見ると足跡
(猟師だから?)追跡をして……待ち伏せ……主人公が現れ、木の実をとろうとしたとき『それは私のだ』と銃を構え登場
敵勢力
食べ物をメインとした『総合、自動製造プラント』に住む
主人公「仲間に入れて」
敵「だめだ。よそ者は受け入れられない……それ以上近づくなら攻撃する」
主人公「(食べ物製造機がある)代わりになりそうな場所を教えて」
敵「ここからも見えるでかいビル『研究所』」
主人公「ありがとう」
敵「いやいや……しかし気をつけろあそこには、やたら上から目線でしゃべる幽霊のガキ(魔王の娘)がいる」『ここに住みたくばうまいものをよこせ』
敵対はしないと言っておきながら結局最後は研究所をわがものにしようと攻めてくる
サイダーが飲みたくなったら、砂糖水のビンに、松の葉をいっぱい詰め、ふたを閉めると……あらふしぎ、松の葉の天然酵母のおかげで炭酸ガスが発生し
読んでいただき、ありがとうございます。
『死にたがりの僕たちは、生きるため、殺し合いをする(仮。変更の可能性あります)』
第二部『さあ家出しよう(主人公の場合)』
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by.メガネ君(作者)