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【プリンセス・ケーキ】第2~3ターン

死が確定した佐藤はそれはそれは見苦しい醜態を晒し

このままでは撮影が滅茶苦茶になるとして緊急で叩き落とされ無惨な屍を晒した。


「続いて第2ターンに入ります!!」

「ちょっと待て」


理璃を制止するハーン。


「今の魚野郎が自分の鱗をケーキに混ぜ込んだのはケーキに対する何らかの細工と言う

禁止事項に抵触するんじゃないのか?」

「何言ってんだお前、 『自分が取得したケーキ以外のケーキ』に対する細工の禁止だ

俺は自分が取得したケーキに鱗を混ぜた後にそいつに渡したんだ、 何も問題は無い」

「ストラゲウさんの言う通りですね、 では次のケーキ、 カモン!!」


2セット目のケーキが現れた。


1モンブラン 1 

2シフォンケーキ 1

3シフォンケーキ 1

4ガナッシュ 2

5チーズケーキ 1姫

6羊羹 5

7チョコレート 2

8ガナッシュ 2

9チョコレート 2

10モンブラン 1

11モンブラン 1


「それではストラゲウさん、 カットをどうぞ、 一人脱落ですので4等分にお願いします」

「分かった」


11モンブラン 1

1モンブラン 1 

2シフォンケーキ 1

3シフォンケーキ 1

4ガナッシュ 2


5チーズケーキ 1姫


6羊羹 5


7チョコレート 2

8ガナッシュ 2

9チョコレート 2

10モンブラン 1


「それではケーキの取得をお願いします!!」


ハーンは迷わずに姫が乗ったチーズケーキを取った。


「っ・・・そうだよな姫を助けるのが先決だ・・・

私は当然これを取る」


7チョコレート 2

8ガナッシュ 2

9チョコレート 2

10モンブラン 1

を取得。


「なら私はこれを」


アリア、 羊羹1つを選択。


「何を企んでいる耳長・・・」


11モンブラン 1

1モンブラン 1 

2シフォンケーキ 1

3シフォンケーキ 1

4ガナッシュ 2


必然的に残ったケーキを取るストラゲウ。


「では食べるかどうかの選択をどうぞ!!」

「勿論全部食べるだろ」

「私も全部食べよう」

「食べる」

「当然食べる」


4人は食べ始めた。

ハーンは余裕で、 アリアは少し時間はかかったが完食した。


「う・・・」


チョコレートケーキを食べたリチャードはフォークが止まった。


「思ったよりもチョコレートが濃厚過ぎる・・・」


普段なら嬉しい事だがこの状況では辛い。

気分が悪くなったが何とか食べる。

ストラゲウも前のターンにケーキを食べていた事からそれなりに辛くなって来ていた。

しかし何とか完食に成功した。


現在の得点

マーマンチーム 12点

騎馬民族チーム 2点

王国チーム 8点

エルフチーム 6点


「それでは次のターンです!!」

「良し、 次こそは何とか姫を獲得するぞ・・・」

「王子様!! 頼みますよ!!」


リチャードの背にミカからの声がかかる。

彼女の為にも何としても御姫様の砂糖菓子を手に入れなければ・・・


「ケーキ登場!!」


現れる第3のケーキ


1スペースケーキ 20

2羊羹 5

3ブランデーケーキ 3

4ショートケーキ 2

5ショートケーキ 2

6ショートケーキ 2

7モンブラン 1 姫

8ブランデーケーキ 3

9ブランデーケーキ 3

10ブランデーケーキ 3

11チョコレートケーキ 2


「う・・・!?」


さっきまでのケーキは1点のケーキが多かったが今回は寧ろ1点のケーキが少ない。

唐突に出て来た20のケーキも気になるが正体が掴めない。


「ここは・・・こうだ!!」


1スペースケーキ 20


2羊羹 5

3ブランデーケーキ 3

4ショートケーキ 2

5ショートケーキ 2


6ショートケーキ 2

7モンブラン 1 姫


8ブランデーケーキ 3

9ブランデーケーキ 3

10ブランデーケーキ 3

11チョコレートケーキ 2


ハーンは若干パニックになりながらもケーキを分けた

姫が少ないがそれを除けば均等になっていると言える、 ただ20点の偏りは覆せなかった。


「それではケーキを選んでください!! 王国チームから!!」

「・・・・・」


リチャードは戸惑った。

ここで姫の乗ったケーキを取ると3点にしかならない、 他のケーキは10点以上。

点差が離れてしまう。


「ならば・・・こうだ!!」


20点のスペースケーキを取得するリチャード。


「王子様!? 何で何でですか!?」

「安心しろミカ!! 私には策が有る!!」

「策!? 何ですか策って!?」

「大丈夫だ!! 私を信じろ!!」


リチャードはミカに叫ぶ。


「ただ自分の命が惜しくなっただけだろ、 あーほらしい」


アンリは姫が乗ったモンブラン、 ショートケーキを取得した。


「なら得点の高いこちらだ」


ストラゲウは

2羊羹 5

3ブランデーケーキ 3

4ショートケーキ 2

5ショートケーキ 2

のブロックを選択。


必然的にハーンは残ったブロックを取得。


「では食べるかどうかの選択をどうぞ!!」

「食べる!!」

「私も全部食べよう」

「食べる」

「当然食べる」


リチャード、 アンリはケーキが少ないので余裕で平らげた。


「酒の味の甘味か、 酒豪の私には丁度良いな」


ハーンはブランデーケーキ3つと言う傍目から見れば凄惨なケーキの塊を食べ進めた。


「うぐ!?」


ストラゲウ、 羊羹を一口食べて硬直した。


「なんじゃこりゃ・・・甘い・・・甘ったる過ぎる・・・」


羊羹は餡子の塊、 ストラゲウ痛恨の判断ミス。

一切れで充分と言えるレベルなのに、 ケーキのサイズになっている。

ストラゲウは食べられないと判断し羊羹を残す。

他のケーキ3つを完食するも、 羊羹を食べ切れなかったので羊羹分の得点5点が引かれ

差し引き2点になった。


現在の得点

マーマンチーム 14点

騎馬民族チーム 23点

王国チーム 28点

エルフチーム 9点


「点数が離れて来ましたねー、 さてこれからどうなるのでしょうか!!

それでは次のケーキに入ります!!」

「よっしゃ!! 来い!!」

「おー、 リチャード王子やる気満々ですねー、 では次のケーキです」


1モンブラン 1

2モンブラン 1

3シフォンケーキ 1

4シフォンケーキ 1 姫

5シフォンケーキ 1

6チーズケーキ 1

7チーズケーキ 1

8ガナッシュ 2

9ショートケーキ 2

10モンブラン 1

11ショートケーキ 2


「こうだ!!」


1モンブラン 1

2モンブラン 1

3シフォンケーキ 1

4シフォンケーキ 1 姫

5シフォンケーキ 1


6チーズケーキ 1

7チーズケーキ 1


8ガナッシュ 2

9ショートケーキ 2

10モンブラン 1


11ショートケーキ 2


「何だこの分け方・・・」

「???」

「・・・あぁ、 そう言う事ね」


アリアのみ納得した。


「それでは早速、 ケーキを選択して貰います」


アリアは

8ガナッシュ 2

9ショートケーキ 2

10モンブラン 1


ストラゲウは

1モンブラン 1

2モンブラン 1

3シフォンケーキ 1

4シフォンケーキ 1 姫

5シフォンケーキ 1


ハーンはショートケーキ

残ったチーズケーキ2つを取得するリチャード。


「では食べるかどうかの選択をどうぞ!!」

「食べるぞ」

「私も食べよう」

「食べる」

「食べない!!」


リチャードのみ食べずにとっておく選択をする。

怪訝に思いながらストラゲウとハーンはケーキを食べ進める

アリアも無事完食したのだった。


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