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格闘都市アウンゼン

格闘都市アウンゼンは周囲を湖に囲まれていて、唯一の通り道はピーニャの町と繋がっている架け橋だけだ。橋の入り口には頑強な門があって、門番が二人控えている。


「待て。お前たちはここの住人か?」


俺たちが通ろうとすると門番に呼び止められた。


「違うっスよ」


「ならばレベルを確認させてもらう…………よし。レベル20以上だな。通っていいぞ」


というなり門が開かれる。


アウンゼンに入ると多くの冒険者たちが歩いている。その中でもとりわけ強そうな者たちが広場の中央にある大きな立て看板のほうへと集まっていく。


「この人たち全員レベル20以上ってことっスよね」


「最低でも20」


「皆あっちに集まってる。俺たちも行こう」


大きな立て看板に書かれていたのは次の通り。


【武術会開催されたし。強者求む。優勝者には伝説の盾を贈呈する。なお参加者は三人一組とする】


との文言が。


「勇者さま伝説の盾っス。武術会に出場するっスよ」


「出てみたい」


金がかかってないのにいつになく乗り気なメリル。アイも乗り気なようだ。

まぁ気持ちはわかる。シルバースライム以外の奴とも戦ってみたいよな。


「なんだお嬢ちゃんたち武術会に出るつもりか? やめときな怪我するだけだぜ」

「笑い者になるのがオチだぞ」

「個人的におれが遊んでやろうか。げへへへ」


周りにいた連中から声が飛ぶ。


「うるさい」


「メリル抑えろ。こんな奴ら無視だ無視」


セリフだとわかっていてもイラついているメリルの肩を抱えて群衆から抜け出る。

俺たちはさっそく広場に設置された受付カウンターに行き参加登録を済ませた。


「開催は明日だ今日はもう休もう」

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