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船着き場

海の魔物は強くその分出会うことはめったにないが、それでも二度襲われた。一度目はマリンスネークの群れ、二度目はシードラゴンだった。どちらも難敵だったがメリルのエレキショットが効果的に決まり俺たちは危なげなく船着き場に無事到着した。


「殺風景な場所だな」


思った感想が口をついて出た。さっきまでいたミナットの町と違い、人もほとんどいない。さびれたほこらとこじんまりとした教会があるだけだ。文字通りただの船着き場だった。


「勇者さまこれからどうするんスか?」


……そうだな。南に行くとヌワロの村があるんだけど、俺がそれを知ってるのはおかしいから。


「あそこにいる神父さまにでも話を聞いてきてくれるか、メリルも一緒に」


ということで外にいた神父さまのところににアイとメリルを送り出す。その間に俺は教会の周りにある花壇を調べた。実はここにはレアアイテムを埋めておいたのだ。

俺は花壇の土の中からかげぬいのくびかざりを見つけた。

かげぬいのくびかざりは装備していると敵も味方も戦闘から逃げられなくなるというアイテムだ。今はあまり必要ない代物だが、使いどころはいずれやってくる。怪しまれない内にとりあえず装備しておくか。


「勇者さまーここから南に村があるそうっスよー」


メリルの後ろでアイが元気よく手を振っている。話が終わったようだ。ではもうここには用はないし行くとするか。

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