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現実とゲームと

前に投稿の仕方を間違えてしまったので書き直しました。

「ここを、こうしてっと」

深夜の静寂の中、マウスのクリック音が部屋に響く。


俺は寺前マコト、工科大学の一年生だ。この春上京してきて今は都内にアパートを借りている。

親に無理言って正解だったな。一人暮らしのおかげでこうやって夜更かししていても誰にも注意されないんだから。


俺は栄養ドリンクを飲み干すと、再度パソコンの画面にかじりついた。


「エンディングはやっぱり……」


今、俺には夢中になっているものがある。

それは自作のゲーム開発だ。ひいき目にみても良い出来とは言えないが、生まれて初めて一人で作り上げたゲームだ。思い入れは強い。


「よし、完成だ!!」


長かったパソコンの画面とのにらめっこの日々もこれで終わりだ。

あとはこのエンターキーを押すだけ――


「だびゃっ!?」


パソコンから火花が飛び散り、バチバチと放電現象が起きる。同時に電気が体を駆け抜けるような強い衝撃が走った。

そして信じられないことに、次の瞬間――俺はパソコンの画面に吸い込まれた。

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