母とステータス
中間テストが返ってきました。
終わった。そしてオワタ。
「へっくしょい!」
アギル達が森の神と話している頃、龍馬は色々と混乱していた。
(まてまてまてまて、なにあの半人半馬!?それと、でっけぇ龍!!しかもあれ親父!?俺龍だよ!?龍!!転生や召喚系のラノベ読んだことあるけど、人外ってなんだよそれ!?確かに来世は面白みがあって欲しいとは願ったが龍になりたいとか言ってねーぞオイ!!!)
と一人で悶えていると、
「ライ!聞こえるかい?」
と、頭に響く声が。見上げるとそこには……………
「また龍かよ………今度は銀色………。」
龍馬の母、マルクがいた。
「今念話でアギルから聞いたよ、あんた人間だったんだね。でもそんなことは関係ない。あんたと、そん寝ている妹は私の大切な子供だ!というわけでまずはここで生きる術を学んでもらう。まずステータスといってみんさい!」
「は、はい。」
どうやら俺の新しい母さんらしい。俺の素性もわかってんのか、それはありがたい。ひとまずはいう通りにてみよう。
「す、ステータス!!!」
すると目の前に透けた版が出てきた。
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ライ 龍族亜種《天龍》 王族 LV.1
体力 300
魔力 ∞
防御 20
魔耐 20
攻撃 100
俊敏 250
精神 500
運 5
天空魔法《特異》Lv.1
其ノ壱:雷撃召喚 1・己の魔力を雷に変換可能 2・?????
其ノ弐:Lv.15で解放
【称号】
異界の鑑定眼:万物の鑑定可能。
幼龍:攻撃、俊敏のステータスがマイナス100
勇者の力:レベルが上がるのが早くなる 2・????? 3・?????
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(ステータス、カスッ! 魔力無限ってのはすごいけど、それだけだし………。 結構期待してたのに。)
「確認できたかい?それは自分で思ったところを消したり、相手に見せたりできるんだ。まあ、今の自分の能力を数値化したような感じだね。じゃあ、私のものを見せよう。それとアンタのも見せんさい」
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マルク 龍族《姫龍》 王族 LV.475
体力 6000
魔力 10000
防御 6358
魔耐 4528
攻撃 630
俊敏 2672
精神 9356
運 712
反射魔法《固有》Lv.Max
真経津鏡 1・相手の攻撃を任意で跳ね返す(倍率調整可)2・相手の攻撃を吸収、後自身の魔力に変換
能力
1・言語理解 2・人化
【称号】
姫の誇り:自身から半径三十メートル圏内での親族のステータス×1、25
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(うわー、チートー。なにこれ人外?あ、人じゃねえか。それにしても何この母親、絶対攻撃受けんやん。しかも真経津鏡って八尺鏡のことでしょ?なんでそんな名前付いてんの?いったいどういうk「はぁぁぁ!?!?!?!?何このステータス!魔力無限!?ライ、あんたすごいね~。こりゃー鍛えがいがあるわ!」
(うぉぉ…………どうした?)
「アンタ私の睨んだとうりやっぱり亜種だね?しかも使う魔法も雷特化じゃない。不思議な子だ。
よしじゃあ、まずはこの世界について説明しようか。
まず、何もなっかった空間にこの世界が生まれた。太陽神レーと、暗黒神アトュムが作ったといわれてるね。その時に生み出されたのが人と始まりの魔獣『八王』だ。その二種族は互いに集落を作り、あ、わたしらの集落はここ、龍の谷ね。交流をしながら静かに暮らしていたといわれてるね。で、その初代八王の中に私たち龍族の祖、初代龍王様もいたんだ。今は死んでこの谷の最深部の大樹に魂だけで存在してるね。まったくしぶとい爺さんだよ。(ぉぃ)
あ、仙龍だから仙爺って呼んでいいよ。(オイ!)で、そのあと何回か戦争があったり色々したりでアンタが生まれたんだ。あ、ちゃんと言ってなかったけどアンタの名前ライね。」
(最後の方色々はぶりすぎだろ!!!!!!)
「まぁ、わかったでしょ。じゃあ今日はもう寝ない。明日からはもうみっちり修行だよ。ライは色々あって疲れたでしょう。ーーー『睡眠』ーーー」
(え、えぇーーーーーー………………………_______________。)
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こうして鬼木龍馬あらためライの異世界生活1日目は終わる。果たしてこれからどうなっていくのか?
次話『聖都と勇者たち』