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詩~思いつきのままに~

作者: 麻蓮蒔 藍

咲いた

綺麗

美しい


一言だけ

聞くために


私は、咲いてない


生きるために咲く


子孫を

繁栄するため

残すため


私は、日々戦っている



殻を破り

日と水を浴び

空気で育つ


だけど

育とうとも

どうしょうもない


汚れの世界


薄汚れながら


私は育つ


願うなら

これ以上


くすんだものにしないでくれ



さあ、おいで風よ

粉を運んでおくれ


大きな風でも耐え抜くから


さあ、おいで蜂達よ

粉をつけておくれ


甘い密を差し上げるから


あと、目印に


鮮やかな花弁を咲かすから


鳥よあまり来ないで


密がお望みなら

粉をもっていって


できたばかりの実を

つまむのなら


私はやさしくしないわ


子孫を守るため

生き残るためには


トゲや毒、香りで

対抗します



種を落とした


次の朝は


凍えそうな

冷たい空気


細りきった

かわいた体は


今にも折れそう



大きなもの達により


仲間は潰され摘まれ

鋭利なものでさかれ


得体の知らないのに

蝕まれ枯れていった


旅立っていった


それだけ


子を残せた私は


奇跡なのだ


そんな私も


旅立つ



割って出てきたときと同じ


白き冷たい雪と

肌寒い風


違うところは


青々の澄みきった空が

灰色がある白い空ということ


そっと目を閉じた




花は


柔らかな雪の重みに

耐えきれず


堕ちた


そして


新しい芽達の

栄養になるだろう


さて、理は


変えることができない


定めなのかも知れない


あなたなら



どう感じるだろうか






考えは人それぞれなので


あまり深く考えてません



ありがとうございました



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