表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誘涙奏想  作者: 綉芭葵
2/4

初心

僕には1つ上の兄さんがいる。


背が高くて、頭がよくて、

かっこよくて、そんでもって 優しい僕のたった1人の兄。



ピロロロロ・・・、ピロロロロ・・・。

「兄さん、朝だよ。」

こういいながら、蛍は薫の部屋のドアを開けると、声をかける。

「遅刻するよ?」

「・・・・今何時?」

薫は眠たそうに目をこすりながらつぶやく。

「まだ、早いんだろ?」

「もう8時だよ?」

蛍はカーテンを開けながら、薫に答える。

「・・・ごめん、後5分だけ。」

「え?っちょ、兄さん?」

そういって、蛍が振り向くと、もう薫は眠りに落ちている。

「・・・はぁ。」

蛍は一瞬あきれた顔で兄を見ると、小さく笑った。

「・・・・・仕方ないなぁ・・・。」

・・・・大丈夫、後5分ぐらいなら、寝かせておいても遅刻はしない。

そう考えると蛍は、

「兄さんきっかり5分後に、起こしにくるからね。」

そう薫につぶやいて、部屋を出た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ