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盗賊系美少女といえば私でしょ!  作者: Yunaβ


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3/5

03

あれから二日かけていろんな検証をしてみた結果わかったことは、


1.一日に使えるのは現状だと3回

2.探知範囲はその対象が少ないほど広範囲にできそう

3.他のスキルや魔法については一切発動せず


まず、どんなに頑張っても3回以上は使えなかった。頭が痛くなるくらい限界まで使っても、範囲を狭めて低燃費な感じで使っても変化なし。


どうやらスキルを発動する回数が一日3回なのは固定みたいだ。


スキルの自由度については、まだまだ未知数というのが分かっただけで、頭痛さえなければどこまでも範囲を広げられそうだった。例えば、周囲を見渡すように探知を使うと目で見るよりも鮮明にどこに何があるかわかるが、範囲はせいぜい家の一回り外くらいまでだ。


対照に鍋だけを探知しようとすると、ここら一帯の鍋がどの辺にあるのかが分かった。ある程度以上の距離で鍋がなくなったのでそこが限界なのか、領地の外なのかは不明だ。どちらにせよ、かなりの広範囲だった。


あとは、魔力とかMP的なリソースを使って探知を発動している可能性を考慮して探知を使う前にほかの魔法みたいな効果を発動できないか試してみたが、成果はなし。


と言っても、手を上に向けて小っちゃい火とか水とかでろー!ってやっただけだから単純にやり方が間違っている可能性は否定できないんだけどね。


今は、探知の熟練度を上げるしかなさそう。


あと、そのほかのことで最近分かったのは、お母さんの名前がイエルダでお父さんの名前がアデンってことと、近々お母さんが休んでいた職場に復帰するらしい。


で、その間私を一人にしておけないから職場に許可を取って連れて行ってもらえるみたい。


なんでも昼は食堂で夜は居酒屋をやってるところみたいだ。


私としては、一日3回の探知が終わるとほんとに手足をバタバタさせて少しでも早くハイハイできるようにするくらいしかすることがないのでちょっと楽しみ。


病院から家に帰るとき以来の外出だ。


家の中だけだとお母さんとお父さんの会話くらいしか情報元がなかったから一気にいろいろなことがわかるかも。





「行ってくるよ。イエルダも無理しちゃだめだからね、気分が悪くなったすぐ休ませてもらうんだよ」


「はいはい、わかっていますよ。貴方も気をつけてください」


チュッチュ


今日からお母さんも仕事に復帰だから昨日の夜からお父さんはずっとこんな調子だった。


「さて、イリーナ、私たちもそろそろ行きましょうか」


お母さんに抱きかかえられながらお母さんの職場に向かう。


朝だからか、かなり賑わっている。


あ、あれは!?


「あ、あぶぅーー!?」


「あら、どうしたのかしら?」


お母さんが私をのぞき込んで、私が見ていた方向に視線を向けると納得したような顔をした。


「ああ、イリーナ、あれはお父さんの商会でも扱っている走竜と言って、竜車を引いてくれる賢い子なんですよ」


ここにきてさらなるファンタジー要素きたー!


私とお母さんの少し前で二頭の竜、恐竜のラプトルとかに近い竜が馬車を引く馬みたいに竜車を引いていた。


「ほかの街に移動するときも走竜に近づく魔物は少ないから安全に移動できるのよ」


魔物!


この分だと冒険者とか勇者とかも普通にいそうだな。


それにしてもカッコいい!!


もうちょっと大きくなったら触ったりできるかな。ごつごつしてるのかな。意外とすべすべ?




走竜との触れ合いに思いをはせるているといつの間にかついたらしい。


まだ、朝の仕込みの時間帯だからか、店の中に客の姿はなく子気味のいい包丁の音が響いている。


「ルイーダさん!イエルダです。」


「来たね。あらあら!すごくかわいい子じゃないか」


恰幅のいい女将さんが出てきて出迎えてくれた。


「もう働いても大丈夫なのかい?」


「はい、だいぶ休ませてもらいましたから」


「具合が悪くなったらすぐにいうんだよ。で、その子がイリーナかい?」


「そうです。イリーナ、ルイーダさんですよ」


「あぶぶぅ」


「かわいい子じゃないかい。リリー!ちょっと来ておくれ」


ドタドタとせわしない足音が近づいくると10歳くらいの女の子がやってきた。


「なあに?お母さん」


「今日からイエルダさんが復帰するんだけど、仕事している間この子の面倒を見てあげてやってほしいんだ」


「あ、イエルダさんこんにちは。わぁ!すごくかわいいー!!この子名前は?」


「久しぶりリリー、この子はイリーナっていうの仲良くしてもらえる?」


「うん!よろしくねイリーナ」


「あぶぅ」


リリーが指を近づけてきたのでにぎにぎしてやったぜ。


「ふにふにでかわいい。じゃあ奥で面倒見てるね」


リリーが慎重に私を持ち上げておくの部屋まで連れて行ってくれた。


「そうだ、リリー、お昼時に水瓶に水だけお願いね」


「はーい」


さっきからリリーはベッドに置かれた私のほっぺをつんつんしてる。ちょっとしつこいけど、赤ん坊の私に抵抗するすべはないのであった。すぐに飽きてくれるといいんだけど。


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