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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

3.11 あの日、あなたは? そして、私は......。

作者: 織田珠々菜
掲載日:2026/03/11

 

 注意: 残酷な描写があります。苦手な方はお気をつけ下さい。



 2011年3月11日。

 今から15年前に、東日本大震災がありました。


 3月11日。

 今朝の新聞には当時の様子、復興後の様子が載せられラジオでは、災害対策の話題がされていました。


 あの日、あなたは何をしていましたか?


 現場は、地震、津波、火事......。


 電気、ガス、水道は止まり携帯電話が繋がらず

 メールも遅延していました。


 この日の事は、私の中で忘れられない日となりました。


 あの日、家で地震の揺れを感じた時さほど大きな揺れではないものの、嫌な予感がしました。


 揺れが長い......。

 私が小学生の頃に体験した、大地震の時のように。


 揺れが止まり、急いでテレビをつけました。


 日本列島の地図が、赤く囲まれ東北で震度7を観測。

 そして私の実家が、震度6強の地域でした。


 当然のように、電話も携帯電話も繋がらず、メールで両親と兄夫婦の安否確認と共に、津波がくるから海と川から離れるように連絡しました。


 なかなか、返事が来ないことに、やきもきしながらテレビの映像を見ていました。


 空港の滑走路からターミナルに津波が押し寄せ、車もヘリコプターや小型飛行機も流される様子が映し出されていました。


 その様子を、身体が固まったかのように呆然としながらも怖くなりました。


 何故なら、その1週間前に私は、その空港に居たから......。


 そう、私には今年15歳になる息子がいます。


 その息子が、当時お腹の中にいたのです。


 実家に里帰りして過ごしており、出産は自宅に近い病院を予定していました。


 臨月に入ると、飛行機に乗る事が出来なくなるので、その前に自宅へと戻りました。


 もし、あと1週間遅かったら......。


 両親から、メールが届き兄嫁と合流し小学校へ避難したが兄と連絡が取れないとメールが届きました。


 それと同時に、兄からも無事の連絡が。


 どうやら、現地同士のメールはかなり遅延で届かず遠方の私の方とのメールが届きやすかった様です。


 私を介してのメールで、兄も両親と兄嫁と合流出来た様子でした。


 兄夫婦のマンションは、地震でかなり荒れた様子。

 実家は、瓦屋根が全て落ち、壁にヒビが入り、風呂場などのタイルが割れ、階段の天井から吊り下げられた照明が割れました。


 山のほうにあった実家は、津波の被害はなく地震の被害だけですみました。


 それでも、ガソリンの給油に何時間も並んだ話などを後から聞きました。


 地震当日の夜は、暗いはずの海が赤く燃え瓦礫も家も燃え尽くしていきました。


 小学校への避難する人の数が多く、3日後両親と兄夫婦は実家へ戻りました。


 実家の電気や水道の復旧は、割と早く3、4日で使えるようになりました。


 そこから、3日後。


 兄が母と一緒に、母の友達を探しに津波の被害があった地域へ行きました。


 兄は、見るに耐えない光景だった。

 母は、戦後の時と同じような悲惨さだった。


 後に、実家へ行った時に話してくれました。

 母の友達とは、無事に再開できたそうです。


 しかし、その時の光景が頭から離れないと言っていました。


 自衛隊の救助活動も、手が回らず遺体があちこちにあり毛布をかけて見えなくするのが精一杯。

 その遺体の損傷も、かなり酷かったこと。

 腕だけとか、足だけが転がっていたこと。

 ビルが根こそぎひっくり返っていた写真。


 新聞やニュースでは知られていない、悲劇が沢山ありました。



 再び実家を訪れた時、空港の周りは何も無くなっていました。


 家も建物も、田んぼも畑も......。


 近くの小学校の校庭の中に、あるはずの無い漁船がありました。


 訪れる度に、復興は進んでいます。

 でも、その時に犠牲になった多くの方々がいます。


 その被害は、生死、怪我、病気、心、経済と計り知れない物でした。


 この時の事を、どうか他人事と思わないでください。


 いつ、どこで、こうした災害が起こるかわからないから。


 今、少しでも災害について考えてみませんか。


 そして、今の自分に出来ることをしてみませんか?


 もし、この瞬間に当時の災害があったら

 あなたは、どうしますか?

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