表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/50

アホ教師は墓穴を掘る

「冴島…。お前、俺のダチに何した!?」


暴走族の悪共が俺の護衛たちにじっくり絞られた次の日、新任の横暴教師が俺の胸倉を掴み、そう言った。


「なんのことです?」


「とぼけるんじゃねぇ!俺のダチが精神病にかかって入院しちまったんだよ!」


「ですから、どうして俺に関係あるんです?彼らのこと見たこともないのに?」


「しらばっくれるんじゃねぇ!」


「何事かね…。」


ほれみろ、クラスで大声あげるから宮崎先生来ちまったじゃねぇか。知らねぇぞ、おれは。あんたは新任の教師。俺は教師陣からの絶大なる信頼を勝ち取っている模範的な生徒。どっちを信じるかね?


「この生徒が私の友人に危害を加えたんです!」


「危害?具体的に何を?」


「それは…わかりませんが。全員、精神病にかかったんですよ!」


「よくわからないのだが、どうして冴島くんがやったと君は言い切れるんだね?君の友人と彼は初対面なんだろう?」


「…!」


「あ…、もしかして、昨日、下校中に俺をリンチしようとしていた暴走族のことですか?」


「暴走族?どういうことだね?」


「俺もよくわからないんですが、急にバイクに囲まれて金を受け取ってるからなんだと言って、襲われそうになったんです。」


「だが、怪我していないな?」


「そりゃ、俺には警視庁から優秀なボディガードが常駐していますから。事前に襲撃の可能性を知らされ、その場で彼らを拘束してくれました。その後については、彼らに一任したのでよく知りません。」


「なるほど…。それで?どうしてその人らが冴島くんを襲ったと言い切れるんだね?」


「それは…」


「校長室で正直に話してもらおうか…今すぐ。」


宮崎先生って柔道の有段者で、高校のときに全国大会で優勝していて、オリンピックの候補にも挙がったこともある実力者だ。


抵抗しようとしたアホ教師を投げ飛ばすと、無理やり連れて行った。


どうして俺の周りにはこんなにもアホが多いんだろう…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ