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傷つき倒れて それでもまだ 何か守っていた
足音が 夜を裂いて 影ひとつだけが
街灯り すり抜けながら 遠くへ消えてく
傷つき倒れて それでもまだ 何か守っていた
乾いた胸に残る 約束だけ
誰より強く生きる意味を
誰にも見せず 背中に問う
ゆけ 風よただ 荒野を駆けろ
届かない 願い抱いたままで
ゆけ 風よまた 答えもなく
砕かれてもなお 立ち上がれ
背を向けた 仲間の声 胸に刻んだら
涙など 見せられずに 微笑むだけさ
すれ違う日々に 正しさなど 誰が決めるのか
答えがなくてもなお 進むだけ
誰かのために散る命を
誰かが受け継ぐ夢のかたち
ゆけ 風よただ 夜明けを越え
その痛み 誰にも渡せない
ゆけ 風よまた あの空まで
この心をただ 燃やし尽くせ