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名もなき戦友
夜明け前の 瓦礫の街で
焼けた空を ひとり仰いだ
遠い日々が 胸を締めつける
名もなき戦友の声がする
あの旗は 今はなく
誓いさえ 風に消えた
だけどまだ 終われない
失くした分だけ 背負っていく
進め 風よ 滅びの果てへ
置き去りにした 希望を拾え
進め 命よ 尽きるとしても
この地にまだ 灯はあるから
折れた剣を 携えて
誰の正義も 信じない
それでも 守る
正しさなど どうでもいい
ただ 道無き道を征く
走れ 風よ 絶望を越えろ
血と涙で 描いた旗を
走れ 影よ 光がなくても
迷いを捨てて その先へ行け