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希望と疾走
夜の帳が この胸を染めて
誰のため 拳を振るうのか
忘れかけた 仲間の名さえ
風に揺れて 耳を刺す
心を削る 過去の記憶が
戦えと 背中を押した
あの日の痛み 消せはしない
それでも 進む蒼生よ
征け 希望の風よ
倒れた夢の上に 立ち上がれ
征け 滅びの果てへ
この国の声を 守り続けろ
奪われた誇りなら この手で
砕け散るまで 命を使え
静寂の中 響く銃声が
交わした約束を 思い出させた
裏切りにも 正義にも
振り回されぬ 決意がある
熱を失った この世界でも
誰かが灯を 点けるのなら
終わりじゃない 終わらせない
最後に笑う その時まで