誰も知らぬ 痛みを 抱えて 答え探す夜に
1番
透き通る 世界を 戦いながら
蒼生 守る風よ
失われた 想いを 胸に宿し
過去を 背負っていく
誰も知らぬ 痛みを 抱えて
答え探す夜に
倒れた友の声が 導く
闇を照らすまで
行け 風のように ただの日本人
刃ひとつで 世界に挑む
仲間の涙を 背に刻みこみ
明日を 切り拓け
行け 風のように 願いのために
血が乾いても 灯は消せない
滅びの先で 風が吹くなら
それが おれの道
2番
砕け散る 未来を 睨みながら
孤独を 飲み干して
灰の街を 越えてく ただの人が
道を 切り裂いて
約束した 夢さえ 砕けて
残るものは何か
それでもまだ 刃を離さず
風を追いかける
行け 風のように ただの日本人
命すべてを 戦場に置き
崩れた大地を 駆け抜けながら
真実 見つけ出せ
行け 風のように 誇りのために
血が途絶えても 灯は渡そう
滅びの果てで 風が笑えば
それが おれの証
3番
夜明け前 月影 背を押しながら
呼吸を 数えつつ
失うもの すべてを 抱きしめて
なおも 進みゆく
千の願い 砕けた 空には
星も見えぬけれど
胸の奥で 燃える火だけは
誰も奪えない
行け 風のように ただの日本人
名も無きままで 時を駆け抜け
血潮が尽きても 残る足跡
それが 永遠となれ
行け 風のように 命を懸けて
この身朽ちても 灯は継がれる
滅びの彼方で 風が歌えば
それが おれの道