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どうでも良くないんだってば  作者: 木原ロロエ
4/4

4、別行動って緊張するよね

私は、移動しながらふと考える。

この能力、使おうと思って使うのは久しぶりだな。制御と言っても、常時発動していたのを、条件付きにし、めったに発動させなくしたのだ。

普通の能力は「使う」と、明確な意思を持つと発動できる。私も同じようにできる……と思う。解除も……できるよね?今は制御できてるし、大丈夫だよね?

……ってあれ?ここでやるの?


「ここ……ですか?」

「ええ。ここで」


そこは保健室だった。中に誰もいないためか、始めてくるからか、結構広く感じる。

この学校には校舎が3つ、縦に長い校庭をL字型に囲むように配置している。上から3年、2年、短い辺のところが1年校舎だ。そのうち保健室は2年校舎の1階にある。

怪我をしたら手当してくれるし、悩みの相談にも対応しているらしい保健室に、能力測定で来るとは思ってもいなかった。ここでするの?


「こっちよ」


そう言われると、奥のベットに行って、カーテンを閉める。カーテンの中にふたりきりになる。測定?測定……測定だよね?


「ヘ?」


ぬぅぁぁぁぁぁー!!!!な、な、な何で急に抱きしめてきた?

なんでなんでなんでなんで!初めて会ったばかりな人に急に抱きつくってそんななんでー!!!しかも保健室だし、こっk


そこまで考えた時、私の視界は真っ暗になった。



すごいもんだ。この動きを目で追えてるのは強化系の子だけかな?

私は能力の特性上目で追えるけど普通そうだよねー。


私の目の前で行われているのは、いわゆるステゴロだ。やっさんの能力を測定するために先生はやっさんと戦ってる。見た感じ先生は手加減してるね。先生は余裕のある表情で攻撃を避け、いなし、未だに一回も食らっていない。むしろ、先生が攻撃をしようとしたらやっさんは何発か食らってんじゃないかな?


やっさんは楽しそうに笑っている。負けてるのはわかってるだろうから、全力で戦って勝てないことを楽しんでるんだろうな。


「なるほどな。だいたいわかった。ここで終了だ」


やっさんの拳が先生の顔スレスレで止まる。先生は終わりの宣言と同時に動きを止める。

戦闘狂共め……やっさんが踏み込むと少し地面にめり込むし、踵落としの時に地面が軽く割れてるのを忘れてるんじゃなかろうか?


「あっ、やべ」


先生は今気づいたようで、「トンボで戻せるかな…」と呟いてる。

やっさんは、先生が焦ってるのに冷静なあたりから、校庭がひどいことに気づいてたか。戦うのを優先したな?ったく校庭を治すのがどれだけ面倒か知ってるくせして……


「と、とりあえず測定はできたからここで終わりな」

「うっす。ありがとうございました。」

「えっーと、次の生徒は……」


やっと私の番か。五十音順で後ろだと、こういうときに面倒だよな。まっ、いっか。やっさんとも沢山おしゃべりできたし。


「私ですよ」




「いっやー先生すごかったなぁ」

「それはあんたもでしょ。めっちゃ速かったし、みんな驚いてた」


能力測定の終わった私たちは教室に戻り、帰る準備をして、あとは矢野を待つだけとなった。

カバンもまだあるし、学校にはいるはずだ。

続きます。続けます。

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