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花束を貴方へ

作者: ある、底辺物書き

遠くを歩くその人へ。


きっと、いつか、どこまでも、


遠ざかる貴方のその背中へ。


花束と共に、この声を、きっと届かぬ、この声を。


受け取ってくれ、この祝辞を。


いつも僕とは違っていた、貴方の時々見せていた、


癇癪に似た自己否認、僕はそれに何度か厳しく言った。


しかし、貴方は僕よりも、いつも、いつでも先にいた。気づいていても、僕には勿論認めるだけの、器量も強さもなかったよ。


誰かが僕を省みる、そんなことはもう、無いだろう。


それでも貴方のその背中は、遠く、遠くで、輝いて。


親しみよりもずっと遠く、また理解からも程遠く、


そんな貴方を見つめたままで


僕は、その背中を追いかけるよ。



また一つ、大きくなった背中へ。


届くといいね。なんて。

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