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選ばれたのはナマコでした。  作者: GENc
プロローグ~ナマコの侵攻~
4/4

平和な世界(ただし佐渡島に限る)

誤字違和感希望ありましたら教えて頂きたいです。


あと、"こんなナマコがいたらいいな"というものがありましたらコメントして頂けると嬉しいです。

ここは東搭都。

昔は東京都と呼ばれていた日本の首都である。


その東搭都では、大勢の学生を集めて国が運営している学校がある。

人類がナマコに対抗するために作られた学校。

その名も"東搭都海鼠専攻学校"略してナマコウ。

そこでは日々ナマコに対する研究と海鼠討伐隊の兵士の育成が行われていた。


人類の敵ナマコ。


それは、この世界に生きる者のがもつ共通認識であった。




=…=…=…=…=…



所変わって佐渡島。

ここに、一人の大人と大勢の子供が住んでいた。


「院長、3人で猪狩ってきたよ!」

「おオ~、えらいナ~ヨシヨシヨシ~」

「院長はん、うちらで魚沢山釣ってきたでー」

「偉い偉イ~ヨシヨシ~」

「なななっ!」

「グリフも撫でで欲しかったかイ?ヨシヨシ~」

「ななっ!」


穏やかな日常。

様々な年齢の子供達が狩りや釣り等で食料を集め、それを院長と呼ばれた黒髪の男がほめている。

子供達も院長も特別変な服装ではない。…院長の"海鼠隊"Tシャツはダサいかもしれないが。

挿絵(By みてみん)

ただ、一つだけ子供たちの変な所といえば━━


「なっなっ!」

「うんうん、あっちで遊ぼグリフ!」

「にににー?」

「ユニも遊ぼうぜっていってるし、俺も混ぜて!」

「みゃーみゃーー」

「うちとまーたも混ぜてや!」


ここにいる少年少女は、みんな肩にカラフルで個性的な"ナマコ"を乗せている。

…そう、全世界で恐怖されているナマコである。

その上意思疎通まで行っている。

これを見れば世界中の人々が驚愕するだろう。


「今日も海は異常なシ…カ~」

「院長、懸念、不明、質問。」

「みゅみゅ」

「きゅぅ~」

「ン。何でもないサ~」

「回答拒否、理由、存在、予測、故、承諾」



この変な喋り方をしている少年は"レイ"。

所謂いわゆる主人公である。


引き込まれそうな黒髪を持ち、風に揺れる前髪から真紅の瞳が除く。

モデルと言っても納得しそうな端整な顔立ちで、体もそこそこ鍛えている。

今年で15歳になる心優しい少年である。

黒いシャツの前面に"愛故に人は狂う"裏面に"愛などいらぬゥゥゥ!"と書いてあるが、決して愛を捨てたわけではない。

下はジーンズで、院長と並ぶと親子のようだとよく言われる。



そして、その肩には2匹のナマコが乗っている。

右肩に乗っているのが真っ白な鳥の羽が生えた灰色のナマコ。

左肩は真っ黒な蝙蝠の羽が生えた赤黒いナマコ。


世界広しといえども両肩にナマコを乗せているのは彼一人だろう。


「レイ君も子供達と遊んであげるといイ、料理はやっておくヨ~」

「承諾。」



=…=…=…=…=…



「院長、助言、故、遊戯、参加、申請」

「まじで!みんな、兄貴が遊んでくれるって!」

「ににっ!」

「レイ兄ほんとに?わーい!」

「なななっなっ!」

「ほなら兄やん鬼な!みんな逃げろー!」

追従鬼おいかけっこ、了承。手加減、難易度"子"1…2…3…」



おいかけっこか、なつかしいな。

むかしは自分も…鬼の記憶しかないや。


みんな逃げたかな?それじゃあぎりぎり追いつけるくらいの速さでいこっかな。

「…30」


「わー鬼がきたぞー!」

「にっ!に!」


「発見、追跡、道順、予測、誘導。」



たしか、鬼はてあしをたてに大きくふってはしるんだよな。

くろふくとサングラスはないけど、たのしそうならいいかな。


「目標、補足、接触、交代」

「つかまっちゃった…兄貴!次は捕まえるからな!1…2…」

「にに~」



へいわだな、これがずっとつづけばいいのに。

院長がいて、弟妹かぞくがいて。

まえのしせつもよかったけど、このしまのほうがいい。

このしまで、ずっと、みんなで、へいわに…





だが、彼は知らない。

これから始まるナマコとの"戦争"を…

ナマコリスト


1 アル

主人公の右肩在住

真っ白な鳥の羽の生えた灰色のナマコ。

たまに主人公レイを祈るように見ている。

ちなみにこの羽が何の鳥の物かは不明。

魔法が使える

喋り方は「きゅぅ~」


院長の一言

「アルたんマジ天使だネ~」


2 カル

主人公の左肩在住

真っ黒な蝙蝠の羽が生えた赤黒いナマコ

たまに主人公レイをなめるように見ている。

というかたまに舐める。

ちなみにこの羽が何の蝙蝠の物かは不明。

魔法が使える

喋り方は「みゅみゅ」


院長の一言

「魔性のナマコだネ~」



3 グリフ

レオンの左右の肩を行ったり来たり

鷲の雄大な羽を持つ茶色のナマコ。

明るい性格でいつも元気に笑って(?)いる。

飛行時間に限界は無いらしい。

魔法が使える

喋り方は「なっなっ!」


院長の一言

「肉食獣としての威厳だネ~」


4 ユニ

メイの左肩在住

頭に白い角を持つ薄い水色のナマコ

ちなみにこの角が何の物かは不明

近くにいる人やナマコを癒す力がある

レイと院長以外の男性を極端に嫌っている

魔法が使える

喋り方は「にににー」


院長の一言

「ボクとレイも好かれているわけジャ…」


5 まーた

ミウの腕在住

黒の体に黒い猫耳がある。

自由気ままな性格。

好物は魚

魔法が使える

喋り方は「みゃーみゃー」


院長の一言

「猫だネ。どう見ても猫ナマコだネ。」


今後も増えるたび書いていく予定です。

人よりナマコの設定の方が細かくなっていく…

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