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ハイダラのマント

挿絵(By みてみん)


『ユウヤ様!!!』

『!!!!』


 あれは、ミコトさんか?

 エピゴノスのモニターにミコトさんが映し出される。

 デシメーターの攻撃で人がバタバタ倒れている街にミコトさんが、急いでエピゴノスで近くに向かう。


『ミコトさん無事だったんですね、けどいきなりなんでミコトさんそんなところにいるんですか?』

『色々ありまして、ダンジョンを攻略したところ、ここに放りだされたのです、恐らくはこの三人が素早く帰る為に仕込んだものと考えられますが……』


 この三人? なんだミコトさん手に何か持ってる、拡大してみるか。


挿絵(By みてみん)


 ミコトさんが持っている瓶のようなものを拡大してモニターに映す。

 小瓶の中に小さな人間が入ってる、服装は12使徒と同じものだ。


『?????』


 てか、よく見たらフィリポさんもいる、三人は瓶を内側からバンバン叩いている。


『ミコトさん、なんなんですか、それ……』

『細かい説明は省きますが、ペトロの仲間です』


 確か派閥がどうとか言ってたな、フィリポさんもあちら側か。


『いや、あの小さい人間がビンの中に入っているように見えるんですけど……』

『ああ、これはかつて平頂山蓮華洞に住んでいた、金角、銀角の宝貝、紫金紅葫蘆ですわ』

『金角、銀角って西遊記のあれですか』

『ハイ、流れ流れて我が家に』

『そうですかあ……』


 流れ流れて来るのかあ……来ないよなあ普通……


『ハッ! こんな話してる場合じゃなかった、早くスサノオさん呼んで下さい!!!』 

『こちらにこの三人が居る限りペトロは手出し出来ません』


 そうか、しかし、あの、その、なんというか……

 隣にいる徳重さんの格好はなんなんだあれ?


挿絵(By みてみん)


 腰巻一枚のほぼ素っ裸だ、顔だけ頭巾みたいの被ってる、ミコトさんも全身黒ずくめだし……


『ミコトさん、こんな時に何ですけど、お二人の格好なんなんですか?』

『え!!! あっ!!! 徳重ですか!!! その、これはえーーと、別に怪しげなものではなく、その何というか、脱げば脱ぐ程ACが下がるというか……』


 AC??? なんじゃそら……


『なんかミコトさんも全身黒ずくめで黒ダルマみたいになってるんですけど……』

『ガーーン!!! くっ、黒ダルマ!!! これは重ねれば重ねる程防御力が上がる、ハイダラのマントと申しまして、その、くうっ!!!』


 ミコトさんはマントを脱ぐと徳重さんに渡す。


『結構頑張ってダンジョン攻略したのにーーー、シクシク、徳重、ハイダラのマントはウチの蔵に入れといて下さい、それからここは危険なので離れるように』

『はっ、承知いたしました』


 なんかミコトさんはいつもの格好に戻った。


挿絵(By みてみん)


『さてと、持ち運ぶのもなんですわ』


 ミコトさんはそう言いながら三人の入った小瓶の蓋を開ける、小瓶からモクモク煙が立がると中に入っていた三人が元の人間サイズで放り出された。


『プハーー、最近こんな役割ばっかりじゃ』

『三人共解放してあげます、その代わり神器は預かりますが』


 小瓶から解放された三人はサン・ピエトロ大聖堂の辺りに走っていく、それを見届けるとミコトさんはスサノオさんを呼び出し乗り込んだ。


挿絵(By みてみん)


『三人を解放して頂けるとは有難い、てっきり人質として使われるのかと』

『人質を取るなんて趣味じゃありませんから』

『ペトロすまん、三人共神器を取られてしまった、やはり五皇のお嬢様は化け物じゃ』

『まあ良い、お前達はアンダーノアへ退避しろ』

『すまん、そうさせてもらう』


 さてと、あちらはデウッサーデともう一体の柱神、こちらもエピゴノスとスサノオさんで2対2になった。


挿絵(By みてみん)


『いやあ、裕也殿お久しぶり』


 スサノオさんが話しかけてくる。


『久しぶりって最後に会ってからそんなに日にち経ってないですよ』

『いやいや、ダンジョンの中は時間の流れ違うから』

『そうなんですね、自分は二人と昨日別れたばかりの感覚なんで』

『スサノオ様、裕也様との歓談は後にして頂けると助かります』

『歓談って』


 スサノオさん凹んでる。


『ナタナエル!!! お前はアレスティーナのあの技で白き龍を!!! 私はミコト様の相手をする』

『分かったわ』

『ふん、舐められたものですわね』


 ナタナエルさんの柱神がこちらに迫ってくる。

 こっちはアトが居ないから武器が無い!!!


『アト!!! アトさん!!! 何処にいるのよ!!!』


挿絵(By みてみん)


『ん? 呼んだ?』

『アト!!!』


 声のする方、アトは螺旋階段の上から降りてくる。


『アトさん!!! 何処行ってたのよ?』


 アトは螺旋階段の上を指差す。


『ん? あっち側』

『それ、どっちよ!!! とりあえず剣頼みます!!!』

『あいよ』


 ハッ!!! そういえば!!!

 この前みたいに頭上からまた鉄パイプが降ってくる。


『ハッ!!!』


 今度は上手くキャッチした。


『おーーっ、パチパチ』

『おーーっ、じゃないよ!!! 出来たら次から手渡ししてよ』


 とりあえずアトと剣ゲットだ、さてナタナエルさん何を仕掛けてくるか。

 アレスティーナと呼ばれた柱神は、手にした長い鎌みたいなものをこちらに向ける。

 なんだ???

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