お屋敷に帰りましょう
…ゆ……ゆう……や…
声!
よし! ミコトさんはまだ生きてる!
…も……もう……
アトもミコトさんもふざけるな!
やめろとか、もういいとか勘弁してくれ!
『ミコトさん! 預言書が絶対だとか人柱だとかそんなのはオレの知ったことじゃあ無い!』
………………………………
『オレはあなたが嫌だと言ってもここから連れて帰ります!』
この世の常として、得るものがあれば必ず失うものがあるとミコトさんは言った……
わかる話だ、理に適っている……
ミコトさんが人柱になることで色々と帳尻が合うのだろう……
だけど俺の帳尻は合わない!!!!
『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!』
エピゴノスの雄叫びか、オレの叫びかもうよく分からない。
6本の腕が広がっていくのがわかる……
…ゆうやさま…
『ミコトさん……お屋敷に帰りましょう』




