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第83話 遊園地。8

 うさぎ女がいなくなり、しばらく沈黙が続いた。


 状況はわからない。


 状況はわからないけど、それでも何か言うとするなら。


「女の子は泣かしちゃいけないと思うぞ」


「……別に店長には関係ないじゃないっすか」


 たしかに変な奴だし気持ち悪いし、俺もあんな風に絡まれてたら、この人ストーカーですと警察を呼ぶ可能性は非常に高いと思うが……それでも女の子を泣かせるのはよくない。


「何があったんですか?」


 状況を理解するためにも情報が必要と感じたのか、七海ちゃんがあかっちに質問をする。


「……これ以上俺に絡まないでほしいって伝えたんだよ。……はっきり伝えたほうが向こうにとってもいいかなと思って」


「そうですか……」


 再び沈黙。


 はっきり言って俺も七海ちゃんも心の中では上手くいかないと思ってしまっていたところがあったのかもしれない。


 それなのに中途半端に協力をしてしまったのが悪かったのかもしれない。


「……今日は解散しましょっか」


 七海ちゃんの言葉をきっかけにそれぞれ帰ることになった。


 ……うさぎ女に対して申し訳ない気持ちになった。

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