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第81話 遊園地。6

「これがあの有名な黄金観覧車です」


「いや…………これ、本当に乗って大丈夫なやつか……?」


「ネットではデス観覧車と呼ばれてます。ふふっ。」


「こええよ!」


 地獄の館を出た後、皆で軽く飯を食い、ここ、黄金観覧車の前までやってきた。相変わらず名前に比例せず黄金要素を微塵も感じさせないデザインをしている。ギ―……ギ―……と不穏な音を立てながら揺れる観覧車は死という言葉を連想させる。おまけに観覧車の受付には「乗るのは自己責任」と大きく書かれている。命の保証はしないってか。


「あの……ちょっといいっすか?」


「どうしたあかっち」


「俺、この子と一緒に乗りたいんですど……いいっすか?」


「へっ!?」


「本当ぴょん!」


 何故かわからないが、あかっちはウサギ女と一緒に観覧車に乗りたいらしい。無理やり二人っきりにさせようとしていたから、自ら申し出てくれて有難い限りである。何だかんだ言いつつ、仲良くなったのかもしれない。


「それじゃ一緒に乗ろっか」


「嬉しいぴょん!いっぱいお話するぴょん!」


 今にも落っこちそうな観覧車に二人は乗っていった。ほんとよく乗るよ。マジで。



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