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第X話 クリスマス 番外編。3

「全く……。俺もプレゼント用意したっていうのに……」


「え?本当ですか……?」


「そ、そりゃクリスマスだしな」


「そ、そうですか……。……店長さんがどうしても渡したいっていうのならもらってあげてもいいですよ」


「どんな上から目線だよ」


「…………ほしいです」


「まあ……せっかく買ってきたしな。はい、これ」


 ポケットに入れて置いたプレゼントを七海ちゃんに渡す。


「あ、開けてみてもいいですか……?」


「お、おう」


「……可愛い……!付けてみてもいいですか??」


「おう」


 七海ちゃんにはデパートで売っていたネックレスをプレゼントした。特売セールでかなり安くなっていたのは秘密である。七海ちゃんの好みとか結構考えて買ったし、こういうのは気持ちが大切だよな。うん。


「に、似合ってますか……?」


「に、似合ってるんじゃないか?か、可愛いと思うよ」


「…………あ、ありがとうございます……えへへ」


 何度も鏡でネックレスを見て嬉しそうに頬を緩めている。そんなに深い意味はなく用意したプレゼントだが、ここまで喜んでもらえるとあげて正解だったと思う。


「……本当に嬉しいです。大事にしますね……」


「そ、そうか……」


「……あの……店長さん。くっついてもいいですか……?」


「え?」


「クリスマスなんで、いいじゃないですか……えへへ」


 そう言い俺の横に座り、頭をちょこんと肩に乗せてきた。前から思っていたことだが七海ちゃんは何だか猫っぽい。普段ツンツンしているかと思ったら急にくっ付いてきたり……。本当に何考えてんだかわかんない。

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